2021 Fiscal Year Research-status Report
膵癌細胞におけるadipophilinの発現とグルタミン代謝メカニズムの解明
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21K08787
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
山木 壮 関西医科大学, 医学部, 助教 (70465649)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石田 光明 関西医科大学, 医学部, 講師 (00464173)
山本 智久 関西医科大学, 医学部, 講師 (60548585)
里井 壯平 関西医科大学, 医学部, 教授 (90340695)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | adipophilin (ADP) / グルタミン代謝経路 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究開始にあたり、当院倫理委員会の承認をうけ、免疫染色に使用する検体、試薬の準備を行い、実際の染色の準備を完了した。また、染色結果と臨床データを比較検討するためのデータベースの作成・データクリーニングを行なった。 現在、膵癌切除標本における、adipophilinの発現と、GLS、GDHやglutamate oxaloacetate transaminase (GOT)などのグルタミン代謝経路の酵素の発現、またマトリックスメタロプロテアーゼの発現との関係につき、免疫染色にて検討中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
倫理審査の申請・通過に時間を要し、研究開始が遅れた。当初使用予定であった膵癌切除検体のtissue microarrayが使用できない状態であったため、染色用の標本作成に時間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
作成した膵癌標本において、adipophilin とグルタミン代謝酵素(GLS、GDH、GOT)との発現の相関を検討し、臨床データとの比較検討を行う。さらにグルタミン輸送体 (SLC1A5)の発現を免疫組織化学染色を用い、スコアリングする。
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Causes of Carryover |
研究の開始が遅れ、進捗状況が遅れているため、支出額が申請時の予定より減少したため上記の次年度使用額が生じた。 今後、当初の計画に則って、免疫染色の試薬、膵癌細胞cell lineなどに使用する予定である。また、今年度中に、可能な範囲の結果の学会発表を目指しており、その旅費等に使用予定である。
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