• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2021 Fiscal Year Research-status Report

立体構築を兼ね備えた指向性薬物徐放系による血管シャント狭窄の新規予防法開発

Research Project

Project/Area Number 21K08816
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

鈴木 佑輔  東北大学, 医学系研究科, 助教 (70791698)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 前田 恵  東北大学, 大学病院, 助教 (00646151)
梶山 愛  東北大学, 医工学研究科, 技術補佐員 (00872540)
伊藤 校輝  東北大学, 大学病院, 助教 (10896806)
齋木 佳克  東北大学, 医学系研究科, 教授 (50372298)
片平 晋太郎  東北大学, 大学病院, 講師 (80870138)
Project Period (FY) 2021-04-01 – 2024-03-31
Keywords透析 / PAI-1阻害薬 / 薬剤徐放
Outline of Annual Research Achievements

近年、透析人口は年々増え増加の一途をたどっているが、透析ルートとしてのバスキュラーアクセスは作成後、高い頻度で狭窄・閉塞を呈することが問題となっている。バスキュラーアクセスのコンディション・長期開存を維持することは、長期にわたる透析療法の質、さらには透析患者の生活の質の向上につながると考えられる。
本研究では、これまで東北大学大学院分子病態治療学分野と共同研究にて使用しているPlasminogen Activator Inhibitor-1(PAI-1)阻害薬TM5441の抗血栓薬・抗線維化作用を利用し、シャント血管(ビーグル犬血管内シャントモデル)への閉塞予防効果を判定するものである。
TM5441の抗血栓作用はすでに実証されているが、血管内皮や平滑筋への組織学的評価(細胞増生抑制効果や平滑筋アポトーシスなど)はまだ実証されておらず、TM5441の血管内皮への薬理学的作用を分子レベルで検証中である。また同時にPAI-1阻害薬徐放フィルムを作成中であるが5mm血管吻合部に貼付できる柔軟かつ長期徐放を有することのできる基材作成に時間を要している。またPAI-1阻害薬濃度も経口摂取による血中濃度と異なることが予想され、フィルム内濃度調整も検討している状況である。In vitroでの実験を現在メインで進行させており、ビーグル犬を用いた慢性期血管シャントモデルの作成にはまだ至っておらず、次年度の課題である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

動物実験室の移動に伴い、実験用の動物飼育が限られた状況下であったため、慢性動物モデルの飼育が困難でありビーグル犬を用いた慢性期血管シャントモデル作成に遅れが生じている。

Strategy for Future Research Activity

今後は、TM5441の血管内皮への分子病理学的検証と並行し、遅れている動物実験(ビーグル犬を用いた慢性期血管内シャントモデル作成)も同時に進めていく方針である。

Causes of Carryover

ビーグル犬を用いた慢性期血管内シャントモデル作成が本年度進めることができなかったため、次年度は動物実験も同時に進めていく予定である。
血管シャントモデルが作成できれば、同時にPAI-1阻害薬の血管内皮へ内膜増生の肉眼的評価・定量評価(CT)を行う予定である。

URL: 

Published: 2022-12-28  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi