2021 Fiscal Year Research-status Report
胸部大動脈ステントグラフト内挿術後脊髄障害発症機序の解明と新規予防戦略の展開
Project/Area Number |
21K08840
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
坂野 比呂志 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (80584721)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古森 公浩 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (40225587)
児玉 章朗 名古屋大学, 医学系研究科, 准教授 (10528748)
新美 清章 名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (50467312)
杉本 昌之 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (00447814)
川井 陽平 名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (80802347)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 胸部大動脈 / ステントグラフト / 脊髄障害 |
Outline of Annual Research Achievements |
日本ステントグラフト実施基準管理委員会(JACSM)データを利用した新規研究課題として申請し,採択された.再度委員とのミーティングを行い,現時点ではNCDデータとして手術日,手術時年齢,性別,瘤の病因,クレアチニン値,eGFR,呼吸障害,高血圧,脳障害,肝機能障害,慢性透析,頸動脈病変,冠動脈疾患,脊髄神経障害,胸部大動脈瘤手術の既往,腹部大動脈瘤手術の既往,開胸手術歴,家族歴,マルファン,大動脈炎,川崎病,ベーチェット,膠原病,心疾患NYHA,瘤の形態,初回治療,追加治療,中枢固定部口径,動脈瘤径,末梢固定部口径,ステントグラフト機種名,ステントグラフトタイプ名,麻酔法,中枢内挿部性状,内挿位置,エンドリーク,術中追加治療,閉塞分枝動脈,分枝動脈バイパス術式,血管損傷,術中経過,術後合併症(エンドリーク,新たな狭窄・閉塞,新たな動脈損傷,輸血,血栓・塞栓,腎機能障害,新規血液透析,脳神経障害,対麻痺,多臓器障害,瘤破裂,創部合併症).追加収集情報としてSG末端の椎体レベル,治療長( Centerline計測),左鎖骨下動脈・内腸骨動脈の開存の有無,大動脈手術既往(胸部・腹部),常用薬,術前脊髄ドレナージの有無,対麻痺発症の場合,発症日,完全か,不全か,退院時ADL,症状消失の場合その治癒日.画像データとしてSCI発症症例,および無作為に抽出した同例数のSCI非発症例の術前後のCT画像データ(スライス間隔1mm以下の動脈相造影CT画像)を収集する方向で検討中である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究は日本ステントグラフト実施基準管理委員会(JACSM)データを利用した全国データ研究であるが,現在(2016年以降)JACSMデータはNational Clinical Database(NCD)レジストリーにリンクされている.このNCD登録項目に必要な新規項目を追加して,新たなデータを収集するため,本研究の前段階としてNCDのシステム構築が必要となる.現在NCD側の事情で,複数の研究課題の依頼がきているために,対応をしていただけておらず,その進行が極めて遅れているのが実情である.
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Strategy for Future Research Activity |
できるだけ早期にNCD側と打ち合わせを行い,追加項目の設定,システムの構築を行う.さらに参加施設への呼びかけを行っていき,追加項目の入力と術前CT画像の送付を行っていただく.
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Causes of Carryover |
コロナ感染症により学会出張が減り、当初予定していた使用額に誤差が生じたため、残額分を次年度の旅費・物品費として使用予定。
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Research Products
(5 results)