2021 Fiscal Year Research-status Report
悪性腸腰筋症候群の病態に筋紡錘が与える影響の解明と疼痛コントロール方法の検討
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21K08972
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
石井 浩二 長崎大学, 病院(医学系), 助教 (40404248)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大山 要 長崎大学, 医歯薬学総合研究科, 教授 (50437860)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 悪性腸腰筋症候群 / 筋傷害モデル |
Outline of Annual Research Achievements |
現在は動物実験のための予備実験及び臨床データの再調整中である。本研究は自身が行っている臨床データの裏付け実験でもあるため臨床データを重要視している。本病態を来す頻度はまれであるため臨床データの症例数を増すことは容易ではないが、そのため本基礎実験の重要性があると考えている。 予備実験としてまずは、ラットの大腰筋筋内に5%の高濃度生食を注入し作出する筋傷害モデルラットの作成及び評価の実施に向けて準備中である。Thunbergらの報告(J. Thunberg, Exp Brain Res. 2002)にならって脊椎付着部側注入群(Muscle attachment:MA群)及び筋腹注入群(Muscle belly:MB群)の作成、および各群間で痛みに差が生じるかを実証するための予備実験を行っている段階である。本予備実験を滞りなく行うためにもラットを用いた筋傷害による痛みの評価を行っている研究者に意見を求めたり、実際に協力を仰ぎたいところであったが、新型コロナウイルス感染症まん延におる移動制限などもあり予定通りに進んでいない状態ではある。今後は移動制限が解除されていくことも予想されることもあり、予備実験の実施や今後の実験計画を進めていきたいと考えている。また、計画書でも述べたように本研究は臨床への即座の還元を最も重要視したいと考えているため臨床データの収集を進め、早期の論文採択へとつなげていきたいと考えている(現在論文投稿中)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の予定では初年度終了時点で予備実験(筋障害ラットの作成、筋障害部位における痛みの違いの評価を筋電図、等張性収縮力、等尺性収縮力を測定し、筋傷害部位による違いがあるかを確認するところまで行いたいと考えていたが、実験への協力依頼を予定していた研究者との連携が十分にできていないところである。新型コロナウイルス感染症まん延におる移動制限などもあり予定通りに進んでいない状態ではある。今後は移動制限が解除されていくことも予想されることもあり、予備実験の実施や今後の実験計画を進めていきたいと考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
予備実験を進めていき、今年度は予定通りの段階までの検討を行っていきたい。具体的には先に述べた予備実験を進め、筋障害部位の違いによる痛みの強さの違いを検討する。また、筋傷害部の違いによる痛みの違いが生じる理由を病理組織作成による検討により実証したいと考えている。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症まん延による移動制限のため交通費を使用する機会がなかった。それに伴い実験が予定よりも遅れている。今後は実験動物の購入や学会への移動費などに使用予定としている。
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