2023 Fiscal Year Research-status Report
悪性腸腰筋症候群の病態に筋紡錘が与える影響の解明と疼痛コントロール方法の検討
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21K08972
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
石井 浩二 長崎大学, 病院(医学系), 助教 (40404248)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大山 要 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(薬学系), 准教授 (50437860)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 悪性腸腰筋症候群 / 筋傷害モデル |
Outline of Annual Research Achievements |
動物実験の計画、実施に関してはコロナ禍の影響を受け遅れているものの引き続き実施していく。 現在は筋障害モデルの確立に向け、予備実験を行っている。高張生理食塩水は痛みは強く出現するが、炎症はさほど発生しないとの結果が得られ、代替案としてカラゲニン誘発性筋痛モデル,または,ブピパカインなどを用いた筋炎モデルの作成を行っている。 今後も実験を続け結果までたどり着きたい。 また、本研究を行うに至った臨床データに関しては論文投稿を行い、国際誌に採択された(Ishii K, Komatsu Y, Mori K, Nagaishi E, Matsuo K, Hashizume J, Ryu E, Ashizawa K, Hara T. The lesion site in malignant psoas syndrome influences the cancer pain intensity. Ann Palliat Med. 2024 Jan;13(1):57-61. doi: 10.21037/apm-23-383. Epub 2023 Dec 6. PMID: 38073291.)。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2023年度までのコロナ禍により実験の協力を依頼すべく協力を相談していた本学保健学科教員との実験計画策定が遅れた。それにより実際の動物実験に取り組むための準備、実施が遅れた。現在は事前の実験モデルの作成、今後の実験計画の策定中。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は動物実験の遅れを取り戻すべく、本学他学部の研究者の援助も受けて実験を進めていく予定。早期に実験モデルの作成を完成させ、今後の実験につなげていく予定。
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Causes of Carryover |
実験の遅れにより今年度も引き続き実験を継続したいため。昨年度までは動物実験モデルの作成及び実験に活用できる情報収集のための学会出席に主に費用を使用した。本年度はこれまでの知見を活かして実際の動物実験を進めていきたい。
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