周術期心筋傷害の分子機序の解明と制御法の検討

2021 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 21K08973
• Research Institution: Sapporo Medical University
• Principal Investigator: 平田 直之 札幌医科大学, 医学部, 講師 (00438045)
• Project Period (FY): 2021-04-01 – 2024-03-31
• Keywords: 周術期循環管理学

Outline of Annual Research Achievements

麻酔誘発性低血圧が心筋傷害を生じる低血圧閾値や低血圧持続時間に関する研究をラットを用いて開始する予定であったが, 動物実験施設移転に伴う動物実験の中断, および研究代表者の異動が決定したため, 研究を実施していない.

Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

動物実験施設移転に伴う動物実験の中断, および研究代表者の異動が決定したため, 研究を実施できていない.

Strategy for Future Research Activity

初年度に予定していた麻酔誘発性低血圧が心筋傷害に及ぼす影響に関する閾値や低血圧持続時間に関する研究を開始するとともに, 札幌医科大学麻酔科学講座と共同研究を進め, ミトコンドリア機能へ及ぼす影響についても並行して行い, 研究の遅れを取り戻す所存である.
研究代表者の新たな研究機関である熊本大学麻酔科学講座において, 循環研究チームを立ち上げ研究環境の基盤構築を行う。

Causes of Carryover

動物実験施設移転に伴う動物実験の中断, および研究代表者の異動が決定したため, 研究を実施できていないため.
研究費の使用計画として, ラットおよび小動物で使用できる循環動態解析モニターの購入, ミトコンドリア酸化的リン酸化反応を測定できるオキシグラフの購入に使用する他, 実験に必要な消耗品を購入予定である。