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2023 Fiscal Year Research-status Report

麻酔薬による脳保護あるいは脳障害作用のメカニズム解明

Research Project

Project/Area Number 21K08980
Research InstitutionTokyo Medical University

Principal Investigator

柴田 勝一郎  東京医科大学, 医学部, 助教 (70869429)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 内野 博之  東京医科大学, 医学部, 主任教授 (60266476)
河内 文  東京医科大学, 医学部, 助教 (60897932)
杉本 昌弘  東京医科大学, 医学部, 兼任教授 (30458963)
石田 裕介  東京医科大学, 医学部, 講師 (40805884) [Withdrawn]
小林 賢礼  東京医科大学, 医学部, 助教 (80837724) [Withdrawn]
Project Period (FY) 2021-04-01 – 2025-03-31
Keywordsmitochondria / anesthetics / propofol / mPTP / Oxygraph-2k
Outline of Annual Research Achievements

近年、麻酔薬による臓器保護作用と細胞障害作用に注目が集まっているが、詳細は明らかになっていない。本研究では、各種静脈麻酔薬がミトコンドリアに与える影響に主に焦点を当て、それらのメカニズムを解明することで、より安全な周術期医療を確立する事を目的とする。
今年度は、さらなる知見を得るため、ヒト由来の培養細胞を用いた実験系の構築に着手した。臨床範囲の10倍程度の濃度のプロポフォール・デクスメデトミジン塩酸塩・ミダゾラムを培養細胞に添加したところ、有意な細胞毒性が観察されたのはプロポフォールだけであり、毒性の出る濃度帯も含め、前年度までに得られた結果を後押しするものであった。

本年度中には成果の発表までには至らなかったが、来年度中の論文投稿を目指している。今年度の直接経費は主にこれらの測定に必要な試薬等の消耗品に充てられた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

前年度までの実験に加え、培養細胞の系での結果を加えることでデータの説得力を増すことができた。

今年度は他のテーマ等に時間を割くことが多く、個人的には思うように進展していないが、これまでにデータの蓄積はかなりできており、全体で見ればおおむね順調に進展しているといえる。

Strategy for Future Research Activity

プロポフォールによるマウス脳由来のミトコンドリアへの影響、及び培養細胞への細胞毒性のデータをまとめ、論文を投稿することを第一の目標とする。

Causes of Carryover

今年度は主にメタボローム解析やmRNA解析等に研究資金を充当する予定であったが、代わりに培養細胞の実験系の構築や他のテーマ等に時間を割いたこともあり、想定よりも支出が少なくなってしまった。
次年度に実施予定のメタボローム解析やmRNA解析等に充当する計画である。

URL: 

Published: 2024-12-25  

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