2022 Fiscal Year Research-status Report
末梢神経パルス高周波法を用いた人工膝関節置換術後遷延性術後痛の予防法開発
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21K08992
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
植松 弘進 大阪大学, 大学院医学系研究科, 招へい教員 (70467554)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | パルス高周波法 / 変形性膝関節症 / 人工膝関節置換術後 / 遷延性術後痛 / 伏在神経 |
Outline of Annual Research Achievements |
末梢神経パルス高周波法が人工膝関節置換術を受ける前の変形性膝関節症患者における疼痛コントロールに関して有効であることを示すことは、本研究課題に必 須の前提であり、エイビデンス確立のため前年度には論文投稿を行なった。しかし、コロナ禍の影響で、変形性膝関節症患者に行われる人工膝関節置換術の施行件数が 著しく減少したことが原因となり、本研究課題である「末梢神経パルス高周波法を用いた人工膝関節置換術後遷延性術後痛の予防法開発」の着手を見送っている。また、年度の途中で研究責任者が異動となったことも研究着手の遅れの原因となっている。本年度も研究実施体制を見直し、研究実施施設の倫理審査委員会承 認のための準備を行なっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究代表者の前年度途中での異動や、手術を行う研究協力者が今年度初めから異動したことなど、研究体制の見直しが必要となった。また、コロナ禍の影響や手術を実施する研究協力者の所属組織の方針変更など、当初予定していた被験者数の確保が難しくなったことも影響し、研究体制の再構築に難渋している。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は研究代表者が現在所属している病院の整形外科に協力を依頼して、共同研究施設とすることを計画している。それでも目標とする被験者数の確保は難しいことが予想されるため、近隣の関連施設にも協力を依頼することを検討している。研究体制が確立でき次第、倫理委員会へ審査を依頼し、承認がおり次第リクルートを開始する予定である。
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Causes of Carryover |
前述の通り、研究代表者及び協力者の異動、組織の改変、コロナ禍など、研究体制の再構築が費用となったため、計画通り研究を始めることが出来なかった。従って、本年度予定であった倫理委員会審査費用および研究体制構築にかかわる会議費用などを、次年度へ繰り越す必要があったため。
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