2022 Fiscal Year Research-status Report
オミクス解析から心停止症候群の病態を解明し新規治療法を開発する
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21K09029
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
佐々木 淳一 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90235250)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
本間 康一郎 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (10383762)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 心停止後症候群 |
Outline of Annual Research Achievements |
SDラットを用い、心停止後症候群モデル動物を作成した。 蘇生後、水素ガス吸入、体温管理療法およびその併用を行った。 心停止後症候群モデル動物の作成方法、水素ガスの投与方法、体温管理の方法については、 当研究室の既報を用いた(Circulation 2014, 2015. J Am Heart Assoc.2012.)。 脳、心臓、肝臓、腎臓、白色脂肪組織、腸管および腸内容物を摘出し、メタボローム解析のために凍結保存した。 メタボローム解析用サンプルの処理は、以前より実施している抽出プロトコールを使用した。ヒートマップの作成、KEGG における代謝パスウェイマップを用いて、メタボローム解析による統合解析の結果の解析中であるが、個体間における結果のばらつきがあり難航している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
上記のごとく、結果の解析に難航しているため。
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Strategy for Future Research Activity |
新たに、モデル動物を作成するところから始める可能性がある。 その場合、現状のラットではなく、マウスでのモデルを利用する。 マウス心停止症候群モデルの作成についても当研究室でちょうど確立できたところであり、遺伝子改変動物も利用できるという観点からもより発展的な展開が期待される。
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Causes of Carryover |
使用予定であった試薬の購入が必要性がなくなったため次年度使用額が生じた。改めて試薬の購入に使用させていただく予定である。
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