2021 Fiscal Year Research-status Report
敗血症症例におけるDAMPs制御がImmunoparesisへ影響するか
Project/Area Number |
21K09051
|
Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
黒田 浩光 札幌医科大学, 医学部, 助教 (50535531)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
升田 好樹 札幌医科大学, 医学部, 教授 (10244328)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | 敗血症 / DAMPs / Immunoparesis |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は集中治療室の敗血症患者のDAMPsとImmunoparesisとの関係を明らかにする目的である。 2021年度の本研究の成果は,まず病院倫理審査委員会の研究承認を経て,実際に対象患者から同意取得後に採血とフローサイトメトリー検査,血漿保存を開始した。 まだ,症例数が少ないため,一括検査を行う検体数に至っていないため,DAMPsやサイトカインの血中濃度については測定できていない。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
病院倫理審査委員会の研究承認とフローサイトメトリー検査の確立に時間がかかったこと,また,ICU入室時間帯によっては,検査できない症例が多くみられたことが理由である。
|
Strategy for Future Research Activity |
対象症例に漏れがないように,積極的に研究参加の同意を取得し,症例数を増やしていく。 2022年度前半のうちに症例を蓄積し,DAMPsや関連サイトカインの測定を行い,解析を行いたい。
|
Causes of Carryover |
冷凍保存している検体の一括測定をまだ実施していないため,2021年度は予算を消化しなかった。今年度は冷凍保存検体の検査実施を予定しており,試薬・そのほかの経費がかかる予定である。
|