2022 Fiscal Year Research-status Report
敗血症症例におけるDAMPs制御がImmunoparesisへ影響するか
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21K09051
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
黒田 浩光 札幌医科大学, 医学部, 助教 (50535531)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
升田 好樹 札幌医科大学, 医学部, 教授 (10244328)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | DAMPs / MDSCs / 敗血症 / 免疫麻痺 |
Outline of Annual Research Achievements |
実際にICUに入室・治療を開始した敗血症症例(対照症例として敗血症以外の臓器不全症例を含めて)を観察研究の対象として検体を採取した。 現在,27症例の検体を採取し,採取した検体数は88検体である。測定項目はDAMPsとしてHMGB-1, Histone-H3,ほかに炎症性および抗炎症性サイトカインとしてTNF-α,TGF-β,IL-8など,また,単球および多核球のMDSC発現率,Treg発現率を計測している。 初期の14例,40検体については全ての検査項目の計測が終了しているが,それ以降はまだ計測が完了していない検査項目がある。現時点では,測定を完了した症例が少なく,結果の解釈についてはまだ行えていない状況である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
対象症例の登録が当初予想よりも遅くなっているため。
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Strategy for Future Research Activity |
現在保存している検体については,測定を開始して,中間解析を開始する。また今後,15症例,60検体程度を増やして,最終解析を行う予定である。
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Causes of Carryover |
今後測定する予定の追加試薬の費用および外部検査委託料で使用する予定です。また,結果の外部発表の旅費で使用する予定です。
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