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2022 Fiscal Year Research-status Report

Elucidation of the dynamics and pathophysiological role of microparticles in septic DIC

Research Project

Project/Area Number 21K09064
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

齋藤 浩二  東北大学, 医学系研究科, 非常勤講師 (10359515)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山田 充啓  東北大学, 大学病院, 講師 (00396483)
武井 祐介  東北大学, 大学病院, 助教 (80822890)
Project Period (FY) 2021-04-01 – 2024-03-31
Keywords細胞外小胞 / DIC / 敗血症
Outline of Annual Research Achievements

現時点で20名の敗血症患者の検体を収集したところであり、血漿中の各種細胞由来の細胞外小胞(extracellular vesicles: EVs)の測定を行なった。測定者バイアスをなくすために、患者背景をブラインド化しEVsの測定を行ったいる。30名分のサンプルが集まった時点で中間解析を行う予定である。
患者をDIC群新型コロナ感染により集中治療室で診療制限をおこなっている期間に、新型コロナ感染における凝固能障害と細胞外小胞との関連を検証するために臨床研究を行なった。COVID-19感染症では凝固能障害の合併が報告されているが、その詳細は解明されていない。細胞外小胞は、炎症促進作用や凝固活性促進作用が報告されており、COVID-19感染の凝固障害に関与している可能性がある。国内で他施前向き設観察研究を実施したところ、凝固能障害群(D-D dimer > 1 μg/mL)と非凝固能障害群(D-D dimer ≦ 1 μg/mL)では血小板由来EVs、単球由来EVs、好中球由来EVs, 内皮由来EVsで有意差がなかった。しかし、凝固障害群では健常人と比較すると血小板由来EVsの増加が確認された。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

新型コロナ感染に伴なう集中治療室の患者入室の選別があり、研究立案時に想定していたよりも敗血症患者の入室が少ないため十分なサンプル数を集めることができていない。測定プロトコールは確立されている。

Strategy for Future Research Activity

現在、新型コロナ感染が仙台でも落ち着いてきており、新型コロナ感染による集中治療室への入室制限が実質的になくなり、以前と同様の患者層になりつつあり、敗血症患者のサンプルが増加してきている。期間内に目標数に到達しない場合には、収集されたサンプル数でDIC群、非DIC群で検討する。

Causes of Carryover

今年度は新型コロナ感染症の影響もあり、敗血症患者の研究登録数が少なく、各種EVsを測定するのに必要な物品の購入が少なかったため、次年度使用額が発生した。今年度末より新型コロナ感染症の影響が少なくなっており、来年度は研究を進められる可能性が高い。また、現状の成果を国際誌へ投稿するための校正費、オープンアクセス料にあてる予定である。

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Published: 2023-12-25  

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