2021 Fiscal Year Research-status Report
レセプト情報・特定健診等情報データベースを用いた集中治療後症候群の発症因子の検討
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21K09088
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Research Institution | Osaka Medical and Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
下山 雄一郎 大阪医科薬科大学, 医学部, 助教 (40572657)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
清水 沙友里 横浜市立大学, データサイエンス研究科, 講師 (60625408)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 集中治療後症候群 |
Outline of Annual Research Achievements |
【本研究の目的】NDB を用いて PICS の発症予測因子を明らかにすることにより、PICS 予防のために、重点的に改善するよう指導すべき NDB に収載された特定健診・保健指導データの各項目(BMI、腹囲、空腹時血糖、HbA1c、収縮期血圧、拡張期血圧など)を浮き彫りにし、医療費や介護費の適正化、さらには国民の QOL 向上につなげる研究成果を出すことが本研究の目的である。 【令和3年度年次計画】PICS 関連の論文を収集し、PICS の発症予測因子についてどこまで解明されているかさらに詳細に調べる。・厚生労働省からデータの提供後、株式会社NTT データ第2公共事業本部 社会保障事業部にデータベースの構築を依頼する。 当該研究について、研究計画調書に記載した令和3年度年次計画は上記の通りである。令和3年度の計画、「PICS 関連の論文を収集し、PICS の発症予測因子についてどこまで解明されているかさらに詳細に調べる。」については計画通り進んでおり、世界的に見て本研究のような大規模研究はないことから早急に研究成果を出すことを再認識した。データベースの構築については、従来の計画ではNTTデータに依頼する予定であったが、費用の関係から別会社にお願いすることにした。NDB取り扱い者変更届を現在申請中であり、許可され次第データベースの構築を依頼する。厚生労働省から、生データの提供は当該報告書作成時点(令和4年度)では、すでに受けており、適切に保管している。データベースの構築後、データ解析を行う予定である。また、後述の通り、当該研究と関連する敗血症に関する論文を令和3年度も継続して投稿し、筆頭著者として6編の論文が出版されている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当該研究について、上記の研究計画調書に記載した年次計画の通りおおむね順調に進んでいる。今後は、外部委託の株式会社fcuro社とも連携し、データクリーニング、データ解析を速やかに行う予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
当該研究について、研究計画調書に記載した令和4年度以降年次計画は下記の通りである。厚生労働省から生データの提供は当該報告書作成時点(令和4年度)では、すでに受けており、速やかにデータベースの構築およびデータ解析を進めていく。 令和 4 年度以降 ・データベースを基に多変量解析を行い、PICS の発症予測因子について調べる。 ・研究成果について論文投稿および学会発表をする。
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Causes of Carryover |
当該研究において、当初は厚生労働省からNDBの生データの提供を令和3年度に受け、データベースの構築を外部委託する予定であった。しかし、上記NDBの生データの提供が令和4年度となったため、次年度使用額が生じた外部委託費については令和4年度分として使用の申請を行う予定である。
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Research Products
(6 results)