2021 Fiscal Year Research-status Report
Combination therapy of radiodynamic therapy with porphyrin compounds and immunotherapy for glioma
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21K09093
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
石川 栄一 筑波大学, 医学医療系, 教授 (30510169)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松田 真秀 筑波大学, 医学医療系, 講師 (30614333)
松井 裕史 筑波大学, 医学医療系, 講師 (70272200)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 悪性神経膠腫 / 免疫療法 / 放射線力学療法 / 蛍光力学療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
放射線力学療法(RDT)は、光線力学療法(PDT)と同様に局所に活性酸素を導き、炎症を惹起でき、標準治療として行っている放射線治療中にポルフィリン化合物の投与を行うことにより容易に実施できる優れた治療概念である。本研究はRDTと免疫療法との併用効果に着目した。一方、ポルフィリン化合物の細胞内の代謝経路や活性酸素の発生機序など、機序について不明な部分も多い。そのため、RDTと免疫療法との併用効果の検証の前に、代謝経路や活性酸素の発生機序を解明すべく、ポルフィリン化合物を付加した細胞をウエスタンブロット法で解析することとした。 レーザー照射あるいは放射線照射のための神経膠腫幹細胞、胃がん細胞をポルフィリン化合物を添加した状況で培養・継代手技の取得を行った。さらにポルフィリン化合物添加後かつ照射後の細胞の状態を調べるウエスタンブロットに必要な製品の購入を行なった。今後はレーザー照射装置や放射線照射を使用して、実験を本格的に開始する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
主たる研究の前段階として、ポルフィリン化合物の細胞内の代謝経路や活性酸素の発生機序など、機序について不明な部分も多いため、RDTと免疫療法との併用効果の検証の前に、代謝経路や活性酸素の発生機序を解明すべく、ポルフィリン化合物を付加した細胞をウエスタンブロット法で解析することとした。そのため、若干の研究状況の遅延がある。
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Strategy for Future Research Activity |
今後はレーザー照射装置やや放射線照射を使用して、主たる実験を本格的に開始する予定である。
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Causes of Carryover |
前述の事由より研究が若干遅延しており、それに伴い使用額も少なかった。来年度は予定の研究を行うため、繰越額を使用予定である。
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