2023 Fiscal Year Research-status Report
2光子イメージングによる悪性脳腫瘍幹細胞ニッチ可視化及び腫瘍増殖過程の経時的解析
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21K09105
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
大竹 誠 横浜市立大学, 附属病院, 助教 (70644607)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 2光子イメージング / 行動解析 / 交流磁場 / 悪性脳腫瘍 |
Outline of Annual Research Achievements |
2021年度は2光子イメージング機器の設置とマウス手術を合併症なく安定に作成する技術の構築に費やした。2022年度はマウスの手術において、安定したイメージングWindowの作成とモデル作成の再現性を重視して実験を行った。 2023年度からは実際のマウスの行動解析とモデル作成、研究協力者の佐藤ラボとともにまずは正常モデルにおける神経回路解析を実施。2光子イメージングを用いた治療介入前の脳幹感覚核の機能解析の結果を第19回日本脳神経外科光線力学学会シンポジウムで報告した。さらに、同結果を筆頭として2編国際学術誌に報告した(Ohtake M et al.Neurophotonis.2024, Kenta Abe, Ohtake M et al.eLife.2024.)。 コロナ禍の生産調整に伴い器具の入手が一部困難であったため、腫瘍モデルを用いた実験が遅延する形となったが、正常モデルでの予備評価が終了したため、2024年度は腫瘍モデルを用いた治療効果の解析を進めていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍により海外における機材生産の遅延あり、物品納入の遅れが実験の遅れにつながった。一方で、海外受注品を用いずに可能な実験を研究協力者の機関で実行することで先に遂行し結果を報告することができた。今回の遅延に伴い、研究期間を1年間延期し2024年度に予定している残りの研究を遂行する。
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Strategy for Future Research Activity |
今回の遅延に伴い、研究期間を1年間延期し2024年度に予定している残りの研究を遂行する。まずは目的としている脳腫瘍モデルにおける治療前後での神経細胞活動の確認を進めていきたいと考えている。
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Causes of Carryover |
動物実験がやや遅れて進行したことに伴い、実験に必要なマウス費用と抗体試薬等の購入費が次年度に繰り越されたため。
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Research Products
(3 results)