2021 Fiscal Year Research-status Report
Effect of Reticulochoroidal microcirculation by carotid artery stent
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21K09114
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Research Institution | Toho University |
Principal Investigator |
林 盛人 東邦大学, 医学部, 講師 (70385847)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
八木 文彦 東邦大学, 医学部, 准教授 (40307765)
藤田 聡 東邦大学, 医学部, 助教 (50819282)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 頚動脈狭窄症 / 頚動脈ステント留置術 / 網脈絡膜血流 / Laser Speckle Flowgraphy |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、頸動脈狭窄症患者に対する頚動脈ステント留置術(CAS)前後の脳血管撮影を元に造影剤時間濃度曲線から血流速度を反映するTime to Peak値を計測し、CAS前後での内頚動脈、外頚動脈および眼動脈の血流変化を解析する。さらに生体のレーザーによるスペックル現象を利用した血流測定機器であるレーザースペックルフローグラフィー(LSFG)を用いてCAS前後の網脈絡膜血流の変化を解析し、両解析の結果からCASによる内頚動脈および外頚動脈の血流変化が網脈絡膜血流に与える影響を解明することを目的とする。 2021年度は、上記研究に対する院内倫理委員会の受諾を得て、研究のスタートアップを行った。本研究における解析対象は、当院でCASが施行された患者としており、最終的に約50例の患者を解析予定であるが、本研究費の申請前、当院では年間15-20例の頚動脈ステント留置術を行っていたものの、新型コロナ感染の拡大および対応により、2021年度のCASの施行数は例年の半分程度と減少した。そのため、外部に委託予定のLSFGの解析は2021年度に行わず、さらにデータを集積し、2022年度内に第一回の解析を行う予定である。またCAS前後における造影剤時間濃度曲線を用いた内頚動脈、外頸動脈、眼動脈の血流変化については、本研究の対象症例に、過去例を加えて解析を行った。その結果、CAS後での内頚動脈のtime to Peakの低下、眼動脈のtime to Peakの低下が統計学的優位に証明され、さらに眼動脈の血流方向との相関も明らかとなり、各種学会への報告を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究における研究対象は、当院での頚動脈ステント留置術施行患者であるが、2021年度は新型コロナウイルス感染の拡大により、予想された症例数よりも少なかった。しかし、現在は以前のペースまで改善しており、目標の症例数に到達することは可能と思われる。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度は対象患者のLSFGによる網脈絡膜血流の解析の第1回目を行い、時間濃度曲線との相関を検討する予定である。さらに時間濃度曲線の解析についてはパラメーターとしてTTPの解析を行う予定であったが、2021年度の解析結果からTTPに加えてTTP/time to Arrival (TTA)、さらに眼動脈の血流方向も評価項目として加える予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染拡大および対応により、解析予定症例数の低下を認めた。そのため、2021年度分のLSFG解析(外部委託)を2022年度前半に行い、2022年度分は2022年度末期に行う予定であるため、外部委託の際に発生する予算は2022年度は2021年度分を含めて2回使用する予定である。また2021年度分の解析結果をもって、コンピュータおよび周辺ソフトの購入を行い、解析を進める。
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Research Products
(2 results)