2023 Fiscal Year Research-status Report
Effect of Reticulochoroidal microcirculation by carotid artery stent
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21K09114
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Research Institution | Toho University |
Principal Investigator |
林 盛人 東邦大学, 医学部, 講師 (70385847)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
八木 文彦 東邦大学, 医学部, 准教授 (40307765)
藤田 聡 東邦大学, 医学部, 院内講師 (50819282)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 頚動脈狭窄症 / 頚動脈ステント留置術 / 網脈絡膜血流 / Laser Speckle Flowgraphy / 造影剤時間濃度曲線 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、頸動脈狭窄症患者に対する頚動脈ステント留置術(CAS)前後の脳血管撮影を元に造影剤時間濃度曲線から血流速度を反映するTime to Peak (TTP)を計測し、CAS前後での内頚動脈、外頚動脈および眼動脈の血流変化、血行動態変化を解析する。さらに生体のレーザーによるスペックル現象を利用した血流測定機器であるレーザースペックルフローグラフィー(LSFG)を用いてCAS前後の網脈絡膜血流の変化を解析し、両解析の結果からCASによる内頚動脈、外頚動脈および眼動脈の血流、血行動態変化が網脈絡膜血流に与える影響を解明することを目的とする。2023年度は、すでに集積された患者において造影剤時間濃度曲線から得られるTTPを詳細に解析し、CAS前後での内頚動脈、外頚動脈、眼動脈の血流、血行動態変化を検討するとともに、すでに集積した患者におけるLSFGによる網脈絡膜の血流を外部委託で解析することで、両者の相関を検討した。その結果を中間報告として2023年10月に開催された日本脳神経外科学会第82回学術集会で『頸動脈ステント留置術前後の眼動脈血流および網膜血流の定量的評価』として報告し、2023年11月に開催された日本脳神経血管内治療学会では『頚動脈ステント留置術前後の眼動脈、網膜血流変化の定量的解析』として発表を行った。 本研究の対象患者は、当院で頸動脈ステント留置術が施行された患者であるが、2021年、2022年度はCOVID19による感染拡大の影響で、当初の予定患者の集積が大幅に遅れを生じた。しかし、2023年度に入ってから徐々に対象患者の集積はペースが上がり、2024年度中には予定患者数に達する見込みである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究における研究対象患者は、当院で頚動脈ステント留置術を施行した患者となる。2021年度に引き続き、2022年度も新型コロナウイルス感染拡大により、手術件数が減少した。そのため、予定症例数を集積するペースからは若干遅延しているが、2023年度からは患者集積のペースが通常に戻り、2024年中には予定患者数に達する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
2024年度前半までに現在外部委託しているLSFGの結果が出る予定である。現時点で予定患者数には達していないものの、中間報告の段階では、研究段階の仮説を証明する結果が出ており、2024年の予定患者数集積段階で最終結果を出す予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルスの感染拡大により、解析予定患者の集積に遅れが出たため、LSFGの外部委託の回数が減ったが、2024年度中に最終解析を外部委託する予定である。最終結果が出た段階でコンピューター、周辺機器を購入し、解析を開始する予定である。
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Research Products
(2 results)