2024 Fiscal Year Annual Research Report
脳動脈瘤再発予防に向けた数値流体力学解析によるステント併用コイル塞栓術の開発
| Project/Area Number |
21K09120
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| Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
見崎 孝一 金沢大学, 医学系, 准教授 (20507082)
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| Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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| Keywords | 脳動脈瘤 / 数値流体力学 / 再発 / 血管内手術 / ステント |
| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は数値流体力学的解析を脳動脈瘤に応用することで、血管内手術後の脳動脈瘤の再発の防ぐ治療を提唱することを目的とした。2024年も脳動脈瘤に対する血管内治療や脳動脈瘤流体解析について複数の論文発表を行った(Liao & Misaki、World Neurosurg 2024)。脳動脈瘤の再発を防ぐ効果的なデバイスとして金属の筒であるステントが報告されている。ステントの中でも網目の細かいフローダイバーターステントを留置すると動脈瘤内の血流速度が低下して血栓化を促すことで動脈瘤の治癒並びに再発防止に有効であるが中には治癒しない症例も存在する。我々は早期に治癒する症例とそうでない症例についてステントの拡張率を中心に非治癒因子について検索したところ、有意差を認めたのは動脈瘤径(非早期治癒24.4±5.7 vs 早期治癒9.4±4.7, p<0.001)、ネック径(10.8±1.5 vs 5.7±2.0, p<0.001)、ステント長(30.0±3.5 vs 20.0±6.6, p=0.026)およびステント拡張率(0.82±0.04 vs 0.95±0.04, p<0.001)であった。。この4因子の中でステント拡張率が最も高いAUCを示した。一度治癒した動脈瘤の再発は1例も認めないことから動脈瘤の早期治癒にステントの拡張率が重要であり、ステントを表示径の88%まで拡張することで大型動脈瘤においても早期治癒が期待できるという結果を得た。
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