2021 Fiscal Year Annual Research Report
パーキンソン病の微細運動における行動判定テストの開発とDBS効果発現に関する研究
Project/Area Number |
21K09148
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
浅川 哲也 浜松医科大学, 医学部, 特任研究員 (00469917)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野崎 孝雄 浜松医科大学, 医学部附属病院, 講師 (10598494)
黒住 和彦 浜松医科大学, 医学部, 教授 (20509608)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | パーキンソン氏病 / 脳深部電気刺激術 / 微細運動 / 粗大運動 / サルモデル / 分子イメージング |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は既定の研究計画により、交付申請書に記載した研究の目的及び研究計画の通りに、以下の研究を行った。 (1)我々の既に提案した行動判定テストによるOMS原則[Oはobjectification(客観化)を意味し、なるべく客観的なテストを開発、使用すること;Mはmulti-purpose(多目的化);Sはsimplification(簡略化)]を活用し、微細運動を計測するためのgripping test を開発し、人間のパーキンソン氏病(PD)患者とサルモデル両方共に検証を行った。多数の計測を行って、これらのデータは現時点で解析されている。(2)本来の計画は、2頭の新規サルPDモデルを作成し、HRTの訓練を行う。次いでこれらのサルにSTN-DBS手術を施行し、DBS下とLevodopa投与下の運動パフォーマンスをHRTで確認し、以前の実験と同じ、FDG-PETやH215Oなどのトレーサを用いて、陽電子放出断層撮影(PET)を行う。計測中では、PDサルモデルのHand reaching test (FRT)による手運動の脳活性を脳深部電気刺激(DBS)オン・オフ、薬剤オン・オフで計測し、各条件下での脳活性の差異を比較し、DBS及び薬の脳内の賦活されたエリアを同定する。しかし、海外転職のため、この研究を中止した。将来日本に帰着する時、この研究を続けたいと考えている。(3)その他、https://doi.org/10.1515/biol-2021-0105など他の研究もサポートした。
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