2021 Fiscal Year Research-status Report
Development of molecular-targeted anticancer agents for epigenetic changes in malignant glioma
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21K09150
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Research Institution | Shiga University of Medical Science |
Principal Investigator |
椎野 顯彦 滋賀医科大学, 神経難病研究センター, 准教授 (50215935)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷垣 健二 滋賀県立総合病院(研究所), 神経病態研究部門, 専門研究員 (70362473)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | lipid nanoparticle / m-RNA / glioblastoma / molecular targeted / anti-cancer agent |
Outline of Annual Research Achievements |
開発中のナノエマルジョン内にmRNAを包埋することにより、ターゲット細胞を標識することを目的とした。標識にはGFPを考えている。これにより、標的癌細胞を選択敵に障害することを目指している。1. mRNAやsiRNAの人へ応用した薬は既に臨床的に使われている。コロナワクチン、遺伝子修復、癌など。2. mRNAを脂質顆粒の中に入れるためには、膜がカチオンを帯びている必要がある。3. mRNAは超音波で壊れやすい。4. カチオン顆粒は、生体内でどこにでもくっつきやすく、選択性に問題がある。発表されたの論文で、イオン化可能な脂質として、L319がある。これはコロナワクチンでファイザーが使っている。これの特徴は低いPHではカチオンであり、整理的pHでは中性になるというもので、上記の2と4の問題をクリアする可能性がある。実際には脂質顆粒にL319、DSPC、コレステロール、PEGーDMGをまぜて作られている。 我々が開発した分子標的ペプチドプローブをつけた脂肪酸をこの脂質顆粒の構成要素として加える工夫をしている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナワクチンの有効性を目の当たりにして、当初の計画を変更して、抗癌作用に遺伝子操作を使えないか試みることにした。m-RNAを包埋したナノエマルジョンの作成は経験がなく、試行錯誤が続いている状態である。
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Strategy for Future Research Activity |
共同研究社を探し、GFPのm-RNA包埋、分子標的ナノミセルを完成させ、in vivoマウス実験で検証する予定。
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Causes of Carryover |
ペプチド合成をまとめて作成した方が、必要経費を抑制できるため。当該年度の予算では足りないため、次年度に繰り越して研究をすすめる予定です。
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