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2021 Fiscal Year Research-status Report

Verification of false positives in "Overflow leak test"

Research Project

Project/Area Number 21K09179
Research InstitutionKochi University

Principal Investigator

中居 永一  高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 助教 (80437714)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 上羽 哲也  高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 教授 (00314203)
福田 仁  高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 准教授 (80807917)
Project Period (FY) 2021-04-01 – 2024-03-31
Keywords脳脊髄液減少症 / Overflow leak test / CTミエログラフィー / ファントム
Outline of Annual Research Achievements

本研究はOverflow leak testの偽陽性をMRIとCTのファントムを用いて実証するにあたり、まずはCT用のファントムの制作に取り掛かっています。硬膜外腔のCT値は-80~-90程度であることを直接確認し、該当のCT値のファントム制作を目指します。ファントムは固形である必要があり、まずはアガロースを用いたファントムの可能性を検証しました。アガロースで制作したファントムはCT撮影を行うとCT値が+10程度であり、不適と判断しました。-80~-90程度を再現するためには脂質が主体である必要性があると判断し、オレイン酸と12-Hydroxy Stearic Acid、リノール酸と12-Hydroxy Stearic Acidによるファントム制作を試みました。12-Hydroxy Stearic Acidの濃度を振り分け、凝固までの時間や固形化の状況を検証ししたところ濃度により固形化までの時間に差がみられましたが、最終的には全てのサンプルが固形化し、CT値は12-Hydroxy Stearic Acidの濃度による差はほとんどない事が確認できました。オレイン酸と12-Hydroxy Stearic AcidではCT値-100程度、リノール酸と12-Hydroxy Stearic AcidではCT値-120程度でした。この為、オレイン酸と12-Hydroxy Stearic Acidに造影剤を少量混ぜてCT値を-80~-90程度に調整してファントムを制作する方針と決まりました。オレイン酸20mLに対して12-Hydroxy Stearic Acid5gで凝固時間30分程度であり、この割合を採用としています。CT値の調整には、まずは我々も臨床で使っているイソビスト240を混ぜて調整を目指しましたが、水溶性の造影剤では混ざらずCT値の調整には不適と判断しました。現在は改めて脂質の造影剤であるリピオドールによるCT値の調整に取り掛かっています。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

具体的にファントム制作が進展しており、CTミエログラフィー用のファントム制作はMRI用のファントム制作にも応用できるため、非常に順調と判断しています。

Strategy for Future Research Activity

CT値-80~-90のファントムを制作し、CTを想定した偽陽性の検証を行う。その後、MRIファントムを制作してOverflow leak testの偽陽性についても検証を行います。並行して新たにデジタルファントムによる検証の可能性についても検討を行います。

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Published: 2022-12-28  

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