2023 Fiscal Year Research-status Report
中枢神経Glymphatic systemの機能解明と新たな認知症治療薬の開発
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21K09181
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
秋山 幸功 札幌医科大学, 医学部, 講師 (50404653)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三上 毅 札幌医科大学, 医学部, 准教授 (30372816)
三國 信啓 札幌医科大学, 医学部, 教授 (60314217)
石合 純夫 札幌医科大学, 医学部, 教授 (80193241)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | Glymphatic system / 水頭症 / 認知障害 |
Outline of Annual Research Achievements |
正常ボランティアならびに認知機能障害を伴う正常圧水頭症患者の MRS による解析を行った。ケミカルシフトの解析により両群間で有意差がみとめられたものは、NAA および macromoleculesであった。大脳白質における Macromolecules の蓄積が Glymphatic system の機能を測る指標のひとつとして考えられた。また、興味深いことに、髄液の排出がなされ、歩行障害、認知機能障害が改善した患者の MRS chemical shift 解析では、髄液排出の前後で NAA, Macromolecules の正常側への変化すなわち NAA の増加ならびに macromolecules の低下が認められたことから、NPH の病態生理を考えるうえで、重要な役割を担っている可能性が示唆された。また、認知機能障害とGlymphatic systemの関連も示唆され、Glym;phatic systemの機能改善が認知機能障害の改善につながることが期待されえる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ期間にも重なり、使用機材の到着遅れなどがあったため進捗が遅れた。
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Strategy for Future Research Activity |
ほぼ実験は予定通り終了し、今後論文化を行っていく予定である。
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Causes of Carryover |
コロナ禍の影響で物品などの取得状況が遅れたため
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