2023 Fiscal Year Annual Research Report
Revealing the mechanism of autophagy in glioblastoma in association with tumor microenvironment, and developing a new treatment strategy.
Project/Area Number |
21K09184
|
Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
武内 勇人 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 客員講師 (40838132)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山中 巧 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20398382) [Withdrawn]
橋本 直哉 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (90315945)
高橋 義信 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (90347451)
梅林 大督 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (90635575)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | グリオーマ / オートファジー / 3次元オルガノイド / マイクログアリア |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度に引き続きグリオーマの3次元オルガノイドにマイクログリア細胞株を共培養し、再現した腫瘍微小環境でのオートファジー等の細胞死を解析すべく研究を行った。このうち、予備実験としてのグリオーマ細胞株とマイクログリア細胞株との共培養を2次元培養下で行った結果、両細胞株の比率を変えたことによる増殖率の変化を有意な数字として検出することには結びつかなかった。これについては、条件を変更して再度実験しても同様の結果であった。また、昨年度に作成したLC3タンパク質に蛍光タンパク質を融合させたベクターを遺伝子導入したグリオーマ細胞株、マイクログリア細胞株のオートファジー発現の可視化についてはグリオーマ細胞株とマイクログリア細胞株との共培養によって蛍光の本科が認められはしたもののその蛍光強度は強いものではなかった。これに関して、ベクター導入とその後のセレクションによって蛍光LC3タンパク質は恒常的に発現してはいるものの細胞質内のタンパク質量が十分ではないことが原因と判断された。また、年度後半から実験室内で細胞の生育が不良となり、培養環境の問題と考えられた。このため、一旦培養を停止して環境調整を行うこととなったが、これに時間を費やしたことから研究の進捗は予定より大幅に遅延することとなった。なお、3次元オルガノイドとの共培養に関しては、本年度に培養に適した手術検体の採取が困難であったことから、残念ながら可能ではなかった。
|