2021 Fiscal Year Research-status Report
The elucidation of the molecular mechanism of fertility improvement by improving the nutritional environment as preconception care
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21K09498
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
太田 邦明 福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 博士研究員 (90424142)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 俊文 福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 教授 (20302292)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | ビタミンD / 細胞性免疫 / プレコンセプションケア |
Outline of Annual Research Achievements |
対象患者2329人のビタミンD値、Th1/Th2比に関して、横断研究を行い、プレコンセプション期のビタミンDとTh1/Th2比の実態調査を行った。研究成果として、ビタミンDに関しては、日照時間の違いにより測定時期により有意差を認めた。このことは、本研究を継続する上で、患者検体の採取時期を再検討することが考えられた。さらにビタミンDの細胞性免疫を制御する機能により、Tリンパ球の動態解析を行った。ビタミンDとTリンパ球内サイトカイン出現率に相関関係は認めなかった。このことは、プレコンセプション期女性のビタミンDが妊娠を受容する上で、細胞性免疫に影響しないことが判明した。本研究成果は現在、論文投稿準備しており、本年度中にアクセプトを目指している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
申請者の人事異動ならびに新型コロナウィルス感染症の蔓延に一部の実験・解析が難しい状況であった。現在、異動後の環境が整い、新型コロナウィルス感染症の状況も落ち着いてきているため、今後の研究成果に期待したい。
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Strategy for Future Research Activity |
前年度、研究計画より検体の患者背景により結果が大きく異なることが確認された。そのため、検体を採取する際の患者背景を設定するための研究を追加する必要性があり、本年度は従来の研究計画に新たに下記の研究を追加することとした。 ・Web調査会社のモニター10万人を対象に、プレコンセプションケアが必要と思われる女性に対して、50問程度のプレコンセプションケア調査を行う予定である。主に、自作によるプレコンセプションケア実践状況テストならびにリテラシー尺度を測定する調査を行う予定である。 ・対象検体の患者のBody CompositionをIn Bodyで測定し、解析時のマーカとして追加する。
子宮リンパ球に対するHCYの影響の検討に関しては、子宮内膜組織からの子宮リンパ球採取数では、研究計画に用いる、リンパ球数に満たないため、一部の解析を末梢血リンパ球に変更予定である。
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Causes of Carryover |
申請者の人事異動と新型コロナウィルス感染症の蔓延により学術活動が制限されたため。 それにより下記のように一部、研究を変更する予定である。前年度、研究計画より検体の患者背景により結果が大きく異なることが確認された。そのため、検体を採取する際の患者背景を設定するための研究を追加する必要性があり、本年度は従来の研究計画に新たに下記の研究を追加することとした。Web調査会社のモニター10万人を対象に、プレコンセプションケアが必要と思われる女性に対して、50問程度のプレコンセプションケア調査を行う予定である。主に、自作によるプレコンセプションケア実践状況テストならびにリテラシー尺度を測定する調査を行う予定である。対象検体の患者のBody CompositionをIn Bodyで測定し、解析時のマーカとして追加する。子宮リンパ球に対するHCYの影響の検討に関しては、子宮内膜組織からの子宮リンパ球採取数では、研究計画に用いる、リンパ球数に満たないため、一部の解析を末梢血リンパ球に変更予定である。
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Research Products
(12 results)