2021 Fiscal Year Research-status Report
Research for mechanism of short cervix in second trimester
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21K09535
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
米田 哲 富山大学, 学術研究部医学系, 准教授 (30345590)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 頸管長短縮 / 子宮頸管炎 / 超早産 / ウレアプラズマ/マイコプラズマ / 自然早産 |
Outline of Annual Research Achievements |
無症状である妊婦の子宮頸管長短縮例のうち、子宮頸管炎が自然早産のリスク因子となるか後方視的に検討した。妊娠28週未満の子宮頸管長25mm未満の妊婦73例を対象とし、妊娠34週未満自然早産のリスク因子を検討した結果、自然早産歴、羊水中の軽度炎症の存在、子宮頸管炎、15mm以下の子宮頸管長短縮例、入院時妊娠24週未満であることがそのリスク因子であることが解った。 特に、頸管粘液中IL-8値が、803.5ng/ml以上および子宮頸管長15mm以下であることが、妊娠34週未満の自然早産の独立したリスク因子であることが判明した。 これらのリスク因子に、ウレアプラズマ/マイコプラズマや超早産がどのように関連しているのか、研究を継続している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
外来通院中の妊婦の頸管炎、腟炎、ウレアプラズマ/マイコプラズマ陽性率との関連性を検討予定であったが、新型コロナの影響により、頸管粘液の採取が中止となったため。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナ感染状況が落ち着けば、外来通院中の妊婦の頸管炎、腟炎、ウレアプラズマ/マイコプラズマ陽性率について、検体を採取し検討する。 外来通院中の妊婦からこれら検体を採取できない場合、これまでにストックしてある頸管粘液を用いて、ウレアプラズマ/マイコプラズマ陽性率(当院で開発した高感度PCRを用いる)を検討し、研究を成し遂げる。
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Causes of Carryover |
新型コロナ感染拡大により、外来通院中の妊婦より検体(頸管粘液)採取を一時的に中止しているため。 新型コロナ感染状況が落ち着けば、外来通院中の妊婦より頸管粘液採取し研究計画を遂行する。また、新型コロナの影響が強い場合には、これまでに採取し冷凍保管してある検体を用いて、本研究を実施予定である。
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