2022 Fiscal Year Research-status Report
The efficacy of novel ovarian cancer treatment targeting SIRT1
Project/Area Number |
21K09538
|
Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
浅香 亮一 信州大学, 学術研究院医学系(医学部附属病院), 助教 (00623688)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小野 元紀 信州大学, 医学部附属病院, 助教(診療) (10816432)
塩沢 丹里 信州大学, 学術研究院医学系, 教授 (20235493)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | SIRT1 |
Outline of Annual Research Achievements |
①患者由来細胞の細胞株化について、随時手術検体より試みているが成功には至っていない。 ②選択的SIRT1阻害剤のin vitroおよび卵巣がんオルガノイドでの効果の検討に関してはEX527およびシスプラチンと併用した効果を各種卵巣がん細胞株で検討しているが、有意な変化が得られていない。薬剤の劣化を考え、新規購入し繰り返しているが、抗腫瘍効果がみられなかった。選択的SIRT1阻害剤から他のSIRTも阻害する他の薬剤に変更し効果を検討する。 ①で述べたように患者由来の細胞株は樹立できておらず、今後オルガノイドでの薬剤感受性試験を検討している。マウスでのオルガノイド作成は子宮内膜、卵管上皮細胞では成功しているため、今後臨床検体からのオルガノイド樹立を目指す。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
SIRT1選択阻害薬の効果が思ったように出ていない。 患者由来の細胞株、オルガノイドの樹立に成功していない。
|
Strategy for Future Research Activity |
SIRT1選択的阻害薬では卵巣癌に対して効果がない可能性を考えている。 今後他のSIRTも阻害する他の薬剤で効果を検討する。 患者由来オルガノイドは現在マウスでの先行実験に成功しており、技術的には可能であると考えている。
|