2021 Fiscal Year Research-status Report
頭頸部癌を標的としたセラミドリポソーム製剤による治療探索
Project/Area Number |
21K09581
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
藤原 和典 鳥取大学, 医学部, 教授 (90403419)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
矢間 敬章 鳥取大学, 医学部, 助教 (30444631)
北谷 和之 摂南大学, 薬学部, 准教授 (40539235)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | セラミド / 頭頸部癌 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、セラミドリポソームの頭頸部癌に対する新たな治療探索であり、本研究を遂行するためには、スフィンゴ脂質セラミド研究における共同研究者との連携およびセラミドリポソームの試料の提供が必要である。2021年度においては、新型コロナウイルス感染拡大に伴う行動制限により、遠隔地との往来ができなかったため、共同研究者との連携がはかれず、研究体制の構築が困難となり、研究の遂行が停滞した。また、研究者の配置変更に伴い、研究環境が変更したことも、研究の遅れの原因となったと考えられる。現在、共同研究者との往来が可能となったため、共同研究者の施設に訪問するなど、研究体制の構築を早急に行う準備を進めている。それに合わせて、研究において使用する物品等についても手続きを開始している。 本研究の内容の一つとして、頭頸部扁平上皮癌に対するリポソーム化セラミド製剤の腫瘍増殖抑制効果の検証があるが、そのために必要な細胞などの入手については、現在準備を開始している。また、その次の研究内容として、頭頸部扁平上皮癌移植マウスを用いたリポソーム化セラミド製剤の腫瘍増殖効果の検証を行う予定であるが、そのために必要な動物実験の態勢について準備を開始している。 これらの研究において必要なリポソーム化製剤などの研究試料の確保も目処がつき、研究を開始できる予定となっている。今後、研究の遅れを取り戻すべくサポート体制を強化して取り組む予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
本研究は、セラミドリポソームの頭頸部癌に対する新たな治療戦略の確立であり、本研究には、セラミド研究における共同研究者との連携およびセラミドリポソームの試料の提供が必要である。 2021年度においては、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、遠隔地との往来ができないため、研究体制の構築が困難であったため、研究の遂行が停滞した。 また、研究代表者のポジション変更のため、研究の体制の変更を必要とした。
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Strategy for Future Research Activity |
現在、共同研究者との往来が可能となり、再度研究体制の構築をすでに開始している。 また、動物実験の申請書についても現在作成中であり、使用する細胞や動物の購入について手続きを開始している。研究試料の確保も目処がつき、運搬の手配などを準備している。 研究は、遅延しているため、本年度は、共同研究者との連携のもと、研究を遂行していく。
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Causes of Carryover |
2021年度に行う予定であった研究を2022年度に行うため、予算を2022年度に持ち越す必要が生じた。
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