2021 Fiscal Year Research-status Report
「スギ花粉米」のIgE抗体結合能とT細胞反応性の観点からの安全性・有効性の評価
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21K09590
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
光吉 亮人 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (30792626)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
遠藤 朝則 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (10771181)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | スギ花粉米 / ハイブリッドペプチド / 7Crp / 好塩基球活性化試験 / アレルゲン免疫療法 / ペプチド免疫療法 / T細胞エピトープ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、ハイブリッドペプチドである7Crpではなく7Crpを発現させた「スギ花粉米」の抽出物を用いて、スギ花粉症被験者の末梢血中でIgEと結合能がないこと、かつT細胞の増殖能を活性化することを確認することで、これまでの臨床研究で得られた結果のメカニズムをex vivoで明らかにし、「スギ花粉米」が安全で有効性の高い食品であることを検証する。また、副次解析として「スギ花粉米」から抽出される7Crpの存在と含有量を明らかにするとともに、T細胞の免疫活性が得られる被験者集団特異的なバイオマーカーの探索を行い、摂取適性を明らかにすることで有効性を高めることを目標としている。 本年度は類似する研究と照らし合わせ、研究計画の確立と資材や被検者の確保を行った。被検者の確保については引き続き行っていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
社会状況の変化に伴い、被検者の確保にやや苦労した。また資材についても同様であり確保に苦労したため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後については予定は大きく変更せずに研究を推進していく。 解析に際し、研究自体の問題がないかどうかも確認し、ある程度の数がそろった段階で該当する学会への発表や論文作成を行う予定である。
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Causes of Carryover |
被検者の確保を重点的に行っていたため必要以下の費用となったため。 今後は研究を行うにあたり必要な資材費等が今まで以上に必要になると予測される。
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