2023 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
21K09596
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Research Institution | The Tazuke Kofukai |
Principal Investigator |
原田 博之 公益財団法人田附興風会, 医学研究所 神経・感覚運動器研究部, 研究員 (50774478)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | 口腔癌 / 非飲酒非喫煙 / 病因 / 飲酒・喫煙 / 原因 |
Outline of Annual Research Achievements |
45歳未満での口腔癌2例、75歳以上で非飲酒・非喫煙の口腔癌の女性2例、75歳以上の飲酒喫煙歴ありの口腔癌の男性2例においてER、PgR、ARといった性ホルモン等の免疫染色と次世代シーケンサーを用いたwhole exome sequenseに(WES)よるnormal-tumor解析を行った。非飲酒・非喫煙の高齢女性の口腔癌のポピュレーションにおいて性ホルモンの関与が考慮されたが、現段階で関連性ははっきりせず、再評価も検討している。一方でWESによる解析では、非飲酒・非喫煙の高齢女性症例である1例と飲酒喫煙歴のある高齢男性症例である1例の間で、変異遺伝子の傾向・tumor mutation burdenが類似していた。さらにこれらでmutation signatureにおいても類似性がみとめられた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
次世代シーケンサーを所有していないため外注となったが、一時依頼先の受け入れに制限がありオーダー出来ない期間があった。
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Strategy for Future Research Activity |
口腔癌では明らかなドライバー遺伝子や特徴的な免疫染色所見ははっきりしていないが、本研究においても、それらの特定までは至っていない。一方で非飲酒かつ非喫煙の高齢女性例と飲酒喫煙歴のある高齢男性例の間で、変異遺伝子の傾向・tumor mutation burdenやmutation signatureにおいても類似性がみとめられた。この類似性の要因について臨床所見や経過と再照合し、また他の免疫染色としてPDL1やYAPを考慮している。
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Causes of Carryover |
次世代シーケンサーの外注やコロナ禍での臨床負担等により前年度で研究が完遂しなかったため。
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Research Products
(1 results)