2021 Fiscal Year Research-status Report
シスプラチンによる遅発性悪心・嘔吐の原因と新しい治療法の検討;血清鉄過剰の解消
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21K09637
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
木谷 洋輔 横浜市立大学, 医学部, 助教 (50783784)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 秀聡 横浜市立大学, 附属病院, 助教 (50727196)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | シスプラチン / 遅発性嘔吐 / 血清鉄 |
Outline of Annual Research Achievements |
頭頸部癌に対する化学療法のキードラックは白金製剤であり、標準治療として、高用量のシスプラチン投与が行われている。シスプラチンによる遅発性の悪心・嘔吐は制吐療法が発達した現在であってもコントロール不良な場合も多く、臨床上の問題となっている。申請者は遅発性悪心・嘔吐の原因として、シスプラチン投与後の血清鉄(遊離鉄)の上昇に着目し自験例を検討した。その結果、血清鉄の上昇と遅発性の悪心・嘔吐の強さの間に相関関係があることが明らかになった。本研究の目的は、シスプラチン投与による血清鉄の上昇が遅発性の悪心・嘔吐の原因となっているかを明らかし、遅発性悪心・嘔吐に対する新たな治療戦略を開発することである。2021年度は研究開始するための機材の準備を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ禍での臨床現場での混乱もあり、研究業務に従事する時間が制限されたため、遅延している。
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Strategy for Future Research Activity |
環境整備を行い、予定している実験の遂行を目指す。
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Causes of Carryover |
研究の遂行が遅延しているため、次年度使用額が生じた。
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