2021 Fiscal Year Research-status Report
疑似回転・疑似直線視覚刺激を用いた前庭動眼反射の可塑性におけるモダリティーの検証
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21K09663
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Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
肥塚 泉 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (10211228)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三上 公志 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 助教 (20434409)
宮本 康裕 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (70367340)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | ヘッドマウントディスプレイ / コンピュータグラフィックス / 白黒ストライプ / 小型ノートパソコン / 疑似回転視覚刺激 / 疑似直線視覚刺激 / 疑似直線視覚刺激 / 回転刺激装置 |
Outline of Annual Research Achievements |
軽量ヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display: HMD)にコンピュータグラフィックスで作成した白黒のストライプを投射し、その動作(疑似回転視覚刺激・疑似直線視覚刺激)を確認した。HMDの仕様は以下のとおりである。 型番(WFHDHDET、サンコー株式会社製)、対応解像度(全解像度対応)、アスペクト比(16:9)、仮想ディスプレイサイズ(120インチ相当、仮想視聴距離4m)。 コンピュータグラフィックス画像の作成に用いるパソコンは小型ノートパソコンなので、被験者の膝の上に載せることが可能である。 2023年度に施行予定である、これを用いての疑似回転視覚刺激・疑似直線視覚刺激実験の際も、既存の回転刺激装置内での実行の施行が可能と思われる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究に用いる特注の機器(HMD、小型ノートパソコン、コンピュータグラフィックスソフトウェア)についてはすでに完成しているが、2021年度中に学内の倫理委員会(IRB)の承認を得ることができなかったため、これの承認を得てからの研究開始となる。 予定としては5月の倫理委員会でのヒアリング後、1~2か月以内に承認が得られる見込みである。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度、まずは学内の倫理委員会(IRB)の承認を得ることを最優先とする。倫理委員会(IRB)の承認を得たのち、コンピュータグラフィックで作成してHMDに投射された疑似回転視覚刺激が回転刺激に見えるのか、そして疑似直線視覚刺激が直線刺激に見えるのかを、健常ボランティアを用いて検証する。 検証法については自己申告法を用いる。検証の結果を用いて、疑似直線刺激がさらに直線刺激と感じるよう、疑似回転視覚刺激がさらに回転刺激と感じるよう、コンピュータグラフィックソフトウェアの修正を繰り返し行う。 2023年度は、疑似直線視覚刺激、疑似回転視覚刺激が、ScOR、OORの可塑性に及ぼす影響について検討を加える。
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Causes of Carryover |
2022年度、まずは学内の倫理委員会(IRB)の承認を得ることを最優先とする。倫理委員会(IRB)の承認を得たのち、コンピュータグラフィックで作成してHMDに投射されたた疑似回転視覚刺激が回転刺激に見えるのか、そして疑似直線視覚刺激が直線刺激に見えるのかを、健常ボランティアを用いて検証する。 検証法については自己申告法を用いる。検証の結果を用いて、疑似直線刺激がさらに直線刺激と感じるよう、疑似回転視覚刺激がさらに回転刺激と感じるよう、コンピュータグラフィックソフトウェアの修正を繰り返し行う。 2023年度は、疑似直線視覚刺激、疑似回転視覚刺激が、ScOR、OORの可塑性に及ぼす影響について検討を加える。
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