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2021 Fiscal Year Research-status Report

bFGF添加PRPによる脂肪再生は真実か?-美容医療におけるエビデンスの構築

Research Project

Project/Area Number 21K09802
Research InstitutionJuntendo University

Principal Investigator

水野 博司  順天堂大学, 医学部, 教授 (80343606)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小出 寛  順天堂大学, 大学院医学研究科, 特任教授 (70260536)
松井 千裕  順天堂大学, 医学部, 非常勤助手 (80815019)
Project Period (FY) 2021-04-01 – 2024-03-31
KeywordsbFGF / PRP / 脂肪再生 / 美容医療
Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、塩基性線維芽細胞増殖因子(bFGF)添加自家多血小板血漿(PRP)の皮下脂肪内投与により、組織の陥凹変形が改善されるのか、また充填されたものは結果として本当に再生された脂肪組織なのかどうか、そして美容目的とした顔面陥凹修正に対する治療手段として安全と言えるのかどうかを動物モデルを用いて検証することである。
2021年度の研究は、まずマウス皮膚皮下脂肪組織モデルを用いたPRPおよびbFGF投与による組織変化を検証することであったが、順天堂大学動物実験倫理委員会の承認を取得し(承認番号:1545号)、研究に要する試薬や実験動物購入手続きをほぼ終了させた。本実験に先立ち、ICRマウス鼠径部皮下脂肪塊の形状や大きさを確認し、その結果をもとにしてどの程度の量のPRPやbFGFを投与することが妥当かについて現在比較検証を重ねているところである。これまでのところ、鼠径部皮下脂肪塊の大きさがマウスによって様々であることや、脂肪塊が小さい場合に適量の試薬を注入することが困難な場合もあり、現在安定かつ再現性の高い手技を検討しているところである。
これらと並行して、2022年度に予定されているヒト皮膚皮下脂肪組織近似モデルの作成およびそれらに対してPRPおよびbFGF投与の研究を並行して実施すべく、順天堂大学動物実験倫理委員会の承認を取得(承認番号:1566号)、併せてヒト脂肪組織および末梢血を検体として研究に提供するための、順天堂大学医学部倫理委員会への申請を行ったところである。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

研究開始に先立ち、一部研究に従事する人員の変化もあったことから、動物実験倫理委員会審査の対応が遅くなってしまったことが一番の理由である。しかし年度途中に新たに研究者も増員となり、2022年度に予定している各種倫理委員会資料についても概ね承認されるなど、2021年度から2022年度分にかけての研究遂行については今後スムーズに実施できるものと考えている。

Strategy for Future Research Activity

前年度に遅延した分についても、それを粛々と進める一方で次年度分に関しても並行して行うなど、効果的な推進方策を立てて進めていきたいと考えている。また新たな大学院生を迎え入れるなどしてマンパワーの充実を図っていきたい。

Causes of Carryover

前述の如く、当初の研究計画がやや遅延している分、採取検体の染色試薬やアッセイに発生する費用が未使用となった。また購入予定であった卓上遠心分離機も既存の分離機を代用することで実施することが可能となったことからその費用についても当面留保可能なこととなった。次年度以降は予定通りの研修の進捗に沿って滞りなく使用できるものと考えている。

  • Research Products

    (1 results)

All 2021

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 自家脂肪注入術の基礎とエビデンス2021

    • Author(s)
      水野博司
    • Organizer
      第64回日本形成外科学会総会学術集会

URL: 

Published: 2022-12-28  

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