2022 Fiscal Year Research-status Report
Identification of unknown virulence factors in dental plaque and elucidation of its effects on periodontitis and aspiration pneumonia
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21K09849
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Research Institution | Meikai University |
Principal Investigator |
猪俣 恵 明海大学, 歯学部, 教授 (40553798)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | デンタルプラーク / 微生物 / 歯周炎 / 誤嚥性肺炎 |
Outline of Annual Research Achievements |
超高齢社会の日本では、誤嚥性肺炎の罹患者数が増加の一途を辿っている。誤嚥性半円はデンタルプラーク中の細菌によって高齢者に好発する。しかし、原因細菌について、またその発症メカニズムについては未だ十分に明らかにされていない。 本研究では、デンタルプラーク中の未知の病原因子を細菌や内因性因子に着目し特定すること、さらにはそれらの歯周炎・誤嚥性肺炎に及ぼす影響を詳細に解析し解明することを目的とした。 昨年度には、まず、デンタルプラーク中の細菌以外の因子に着目するため、ヒト口腔由来細胞であるヒト歯肉線維芽細胞、ヒト歯根膜線維芽細胞、ヒト単球性細胞およびヒト上皮細胞における微生物の認識に関わる受容体の発現を調べた。その結果、ある受容体の発現が確認された。本年は、微生物の感染が受容体の発現に及ぼす影響を調べるとともにその下流のシグナル分子の詳細について解析した。感染後早期に受容体のリン酸化とともにシグナル伝達分子のリン酸化が生じることが分かった。そして特定の免疫関連分子の発現が増加することを確認した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
社会情勢から初年度に予定していた試料の採取が困難だったため、やや遅れている研究項目が生じているが、おおむね順調に進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、デンタルプラーク中の新規の因子に着目し特定すること、さらにはそれらが歯周炎・誤嚥性肺炎にどのような影響を及ぼすのかを分子レベルで詳細に解析し解明することを目的とする。 社会情勢から初年度に予定していた試料の採取が困難だったため、常在微生物に着目して研究を遂行し、新規の受容体等を見出した。そのため、明らかにした受容体のデンタルプラーク中あるいは口腔での役割等を詳細に解析する予定ある。
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Causes of Carryover |
得られた結果から当初の解析方法を再度検討し変更したため、次年度使用額が生じた。 社会情勢から初年度に予定していた試料の採取が困難であり、研究計画書に記載した研究の遂行が困難ことがあり、次年度使用額が生じた。
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Research Products
(5 results)