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2021 Fiscal Year Annual Research Report

ノックアウトマウスを用いた実験的歯周炎の病態におけるIL-15の役割について

Research Project

Project/Area Number 21K09905
Research InstitutionAichi Gakuin University

Principal Investigator

神谷 洋介  愛知学院大学, 歯学部, 講師 (70572808)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 菊池 毅  愛知学院大学, 歯学部, 准教授 (40421242)
三谷 章雄  愛知学院大学, 歯学部, 教授 (50329611)
Project Period (FY) 2021-04-01 – 2022-03-31
KeywordsIL-15 / 実験的歯周炎 / ノックアウトマウス
Outline of Annual Research Achievements

歯周病は細菌感染により病的な骨吸収を引き起こし、歯を喪失させる慢性炎症性疾患であり、糖尿病や心臓血管疾患などの全身疾患にも悪影響を及ぼし、健康寿命の短縮や生活の質(QOL)の低下に大きくかかわっている。IL-15はT細胞、NK細胞の分化、増殖促進作用による免疫応答にかかわり、病的骨破壊に重要な役割を担っている。しかし、歯周病病態におけるIL-15の役割は未だ不明な点が多い。IL-15の役割を明らかにすることは、将来的に歯周病治療薬として、簡易かつ効果的な免疫調整薬の開発につなげることができ、健康寿命の延伸、QOLの向上に大きく貢献できると考えている。
IL-15ノックアウト(KO)マウスに実験的歯周炎を惹起し、歯周病病態の比較、およびそのメカニズムを検討する。さらに、IL-15KOマウスと野生型マウスより歯肉線維芽細胞と腹腔マクロファージを採取、P. gingivalis Lipopolysaccharide(LPS)で刺激し、IL-15による免疫調節メカニズムを検討することで、歯周病病態におけるIL-15の役割を解明することを目的とする。
実験的歯周炎の確立(形態学的解析):野生型マウスの上顎右側第二大臼歯に5-0絹糸を結紮し、実験的歯周炎を惹起した。また、上顎左側第二大臼歯はコントロールとして結紮しなかった。μCT撮影を行い、3D画像での観察と残存骨量を計測・数値化したところ、実験的歯周炎を惹起した右側第二大臼歯部はコントロールの左側第二大臼歯部と比較して有意に残存骨量の低下を認めた。

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Published: 2022-12-28  

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