2024 Fiscal Year Annual Research Report
Clinical study of SARS-CoV-2 and related viruses using CPC as virus inactivator
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21K09909
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| Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
川本 千春 北海道大学, 大学病院, 助教 (60301909)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
樋田 泰浩 藤田医科大学, 医学部, 教授 (30399919)
星加 修平 北海道大学, 大学病院, 講師 (40581682)
佐野 英彦 北海道大学, 歯学研究院, 名誉教授 (90205998)
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| Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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| Keywords | 塩化セチルピリジニウム / 持続性口腔ゲル / SARS-CoV-2 / 新型コロナウイルス / NMR |
| Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、CPC(塩化セチルピリジニウム)がSARS-CoV-2をはじめとするウイルスに対する有効性の実証およびCPCの効果を口腔内で持続的に発揮させることを目的としたゲルの開発を行った。 CPCの抗ウイルス効果の検証では、in vitro試験において複数のSARS-CoV-2株(武漢株、アルファ株、ベータ株、ガンマ株)を対象とし、CPCが低濃度でもウイルス感染性を抑制することを確認した。電子顕微鏡観察およびショ糖密度分析により、CPCはウイルスエンベロープを破壊せずに効果を発揮することも明らかとなった。 ゲルの開発では、CPCの濃度を測定するための方法確立に取り組み、分光光度計やHPLCを用いて検量線を作成した。唾液中のCPC検出には困難が伴ったが、遠心分離や酵素処理などの前処理を工夫することで測定精度が向上した。市販されている洗口剤やトローチを用いて、唾液中におけるCPC濃度の経時的変化を測定し、洗口剤使用後は短時間のみ有効濃度が持続することが確認した。さらに、一定条件下で数時間にわたり有効濃度を維持できるゲルを開発し、特許出願を行った。最終年度には、NMRを用いた唾液の測定系を構築し、CPCの持続性に影響を与える唾液中タンパク質との相互作用について検討した。また、口腔内におけるCPCの徐放性を評価するため、様々な剤形(洗口剤、トローチなど)を用いて比較実験を実施し、剤形によって有効時間が異なることを明らかにした。 本研究の成果は、CPCを活用した口腔ケア製品の改良や感染症予防への応用に貢献すると期待される。今後は研究成果を論文化するとともに、企業との産学連携を通じて実用化を進めていく。
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