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2021 Fiscal Year Research-status Report

微小動揺を指標としてインプラントの免荷期間を再検証する

Research Project

Project/Area Number 21K09938
Research InstitutionNara Medical University

Principal Investigator

堀田 聡  奈良県立医科大学, 医学部, 講師 (60526713)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 杉浦 勉  奈良県立医科大学, 医学部, 研究員 (60398435)
Project Period (FY) 2021-04-01 – 2024-03-31
Keywords微小動揺 / インプラント / 免荷期間
Outline of Annual Research Achievements

インプラント治療は,インプラント埋入時に十分な初期固定を得て治癒期間中のマイクロモーション(微小動揺)を許容範囲内に保ち,オッセオインテグレーションを獲得し,かつ免荷期間の短縮が望まれている.臨床において微小動揺の予測は困難であり,埋入トルク値やISQ値などで初期固定性を判断している.特に初期固定性が得られない場合の免荷期間についてのエビデンスはなく,術者の経験により判断されているのが現状である.インプラントの形状や表面性状が進歩し治療期間の短縮が望まれている現在においても,ブローネマルクらが提唱した下顎で3か月,上顎で6か月とされている免荷期間が必要であるかを再検証したいと考えた.
本研究は,初期固定性が得られないインプラントにおいても,免荷期間を短縮することが可能であるかを明らかにすることを目的とする.実験計画はまず,免荷期間が微小動揺およびオッセオインテグレーションに与える影響;生体を用いたin vivo実験にて,初期固定性が不良となるインプラントを用いて,免荷期間の違いによる微小動揺を測定し,またオッセオインテグレーション(骨形成・骨接触率など)への影響を明らかにすることである.
現在までに予備実験として、ビーグル犬の抜歯窩への埋入を想定し、摘出した顎骨を用いて、抜歯・埋入を行うように、準備を進めている。またビーグル犬の顎骨を用いた埋入シミュレーションを進めている。今後、予備実験・実験準備が整えば、生体を用いたin vivo実験にて,初期固定性が不良となるインプラントを用いて,免荷期間の違いによる微小動揺を測定し,またオッセオインテグレーション(骨形成・骨接触率など)への影響を明らかにする予定である.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

模擬骨での予備実験は完了している。しかし、生体(ビーグル犬)への実験の前に、ビーグル犬の摘出した顎骨での予備実験を行う予定であるが、限られた数の顎骨しか確保できていないため、綿密な計画が必要と判断し、調整や準備に予想以上の時間がかかっている。またコロナの影響で、研究のための時間の確保が難しいことも影響している為、進捗が遅れている。

Strategy for Future Research Activity

実験準備調整を早急に終了させ、予備実験を行っていく。その結果をもとに生体への実験を行う。
予備実験等により予想外の結果となった場合や、十分な結果が出ないと判断した場合は、実験方法の見直しを行う。また初期固定性と免荷期間と微小動揺との関係についても検討していく予定であるが、困難な場合は、実験モデルを変更するなどの対応を考える。
実験終了後は、データ解析を行い、早期の学会発表や論文作成を目指す。

Causes of Carryover

(理由)予備実験に遅れが生じたため、実験物等の購入ができていないため。
(使用計画)実験動物、インプラントなどの実験備品や器具等の消耗品の購入に使用予定である。また、国内外の学会への参加費、成果発表のための旅費、論文投稿にかかわる費用等に計上する予定である。

URL: 

Published: 2022-12-28  

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