2021 Fiscal Year Research-status Report
埋入トルク値がインプラント周囲骨の長期安定性に及ぼす影響および適正トルク値の解明
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21K09956
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Research Institution | Nara Medical University |
Principal Investigator |
杉浦 勉 奈良県立医科大学, 医学部, 研究員 (60398435)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堤 定美 金沢工業大学, 先端電子技術応用研究所, 客員教授 (00028739)
山本 一彦 奈良県立医科大学, 医学部, 研究員 (20243842)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 歯科インプラント / 初期固定 |
Outline of Annual Research Achievements |
インプラント埋入直後に荷重負荷を開始する場合(即時荷重),オッセオイテグレーション獲得のためには十分な初期固定が必要とされる.埋入トルク値は初期固定性と強い相関関係があり,一般に高い埋入トルクが推奨されているが,一方で高い埋入トルクは周囲骨の吸収の原因になると考えられており,適正埋入トルクは確立されていない.本研究では,これまでの研究手法を発展させ,埋入トルク値がインプラント周囲骨の長期安定性に及ぼす影響を明らかにし,適正埋入トルク値を確立することを目的とする. はじめに埋入トルク値が周囲骨の圧縮に及ぼす影響を調べるために,顎骨と同等の材料特性を有する模擬骨(Sawbones)を用いてインプラント埋入時の周囲骨のひずみを測定する.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ感染症拡大に伴う研究施設使用の制約などのため研究効率が低下した.
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Strategy for Future Research Activity |
模擬骨(Sawbones)を用いてインプラント埋入時の周囲骨のひずみを測定を行い,定量的評価をする.
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Causes of Carryover |
コロナ感染拡大による施設使用制限などのため,実験に用いるインプラントなどが予定より少なかったため,関連材料費を次年度に使用することとなった.
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