2022 Fiscal Year Research-status Report
Multi-layered mutations in patient with Gorlin syndrome may affect the phenotype
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21K10103
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Research Institution | Tokyo Dental College |
Principal Investigator |
小野寺 晶子 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (90637662)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齋藤 暁子 東京歯科大学, 歯学部, 助教 (90722835)
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Project Period (FY) |
2022-01-04 – 2023-03-31
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Keywords | Gorlin症候群 / 遺伝子パネル |
Outline of Annual Research Achievements |
Hedgehog受容体であるPTCH1の機能喪失変異はGorlin症候群を引き起こし、大脳鎌の石灰化、二分肋骨、顎骨内の角化嚢胞など多彩な表現型を生じる。PTCH1の機能喪失変異はヘッジホッグ経路の活性化を生じ、この活性化により様々な病態が生じることが知られている。一方PTCH1の変異部位にばらつきがあり、変異部位とヘッジホッグの活性化、およびその表現型との関係は未だ明らかでない。申請者はこれまでPTCH1と他のヘッジホッグ受容体であるPTCH2, BOCの多重変異がヘッジホッグシグナル活性を変化させることを明らかにし、Golrin症候群iPSC由来骨芽細胞の樹立と骨分化の亢進を報告してきた。現在のところ予定をしていたGorlin症候群遺伝子パネルの作製、正規性の確認は終了している。このパネルを使用した歯原性角化嚢胞を用いた解析も解析も進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予定をしていたGorlin症候群遺伝子パネルの作成及びその正規性の確認は終了している。またこのパネルを使用したGorlin症候群の遺伝子解析、主症状である歯原性角化嚢胞における変異解析も患者人数に対して十全ではないものの滞りなく進んでいるため。
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Strategy for Future Research Activity |
おおむね計画通りに進んでいるため、今度は患者由来線維芽細胞および疾患iPS細胞由来基底細胞を用いてヘッジホッグ経路に対する活性化について重点を置き検討を続けていく予定である。
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Causes of Carryover |
2023年1月に留学から戻ってきて、実験をスタートさせたため持越し金が生じた。その間は研究を中断していたため、時期はずらすものの当初の予定通り研究を進める。
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Research Products
(1 results)