2023 Fiscal Year Research-status Report
ペムブロリズマブの治療効果予測に関する薬剤感受性機構の解明
Project/Area Number |
21K10117
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
鳴瀬 智史 長崎大学, 病院(歯学系), 講師 (70549609)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柳本 惣市 広島大学, 医系科学研究科, 教授 (10315260)
奥山 紘平 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 非常勤講師 (30781968)
山田 慎一 富山大学, 学術研究部医学系, 准教授 (50380853)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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Keywords | ペムブロリズマブ / ミスマッチ遺伝子 / 腫瘍微小環境 |
Outline of Annual Research Achievements |
ペンブロリズマブの効果予測に関する遺伝子検索について、網羅的遺伝子解析により候補遺伝子を同定することを試みたが、十分な結果が得られず、一部予定 を変更し、腫瘍微小環境でのミスマッチ遺伝子(高頻度マイクロサテライト不安定性:MSI-High)について検討を行うこととした。 具体的にはペンブロリズマブを投与した20例の組織切片を利用して2重免疫染色を行い、実際の効果判定と免疫染色の状況を確認している。結果としては、MSI-Highを示したものは少数例であるが、より臨床成績と類似した結果となり、PD-L1発現にて判定する現在の方式よりもより精度が高いものとなる可能性が示唆された。 さらに最終年度として口腔扁平上皮癌細胞株を使用して、ペンブロリズマブを投与することで遺伝子発現およびタンパク発現について検討を行っているが、現時点で十分な結果が得られていない。最終的には本研究はまだ未公表であり、本年度中の学会発表および欧文雑誌への投稿を予定する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
ペンブロリズマブの効果予測因子となる候補遺伝子について、PDL-1を用いたCPS測定の結果を上回る遺伝子が同定できなかったため、別の候補遺伝子を決定し、追加研究を行ったが、一部分で期待通りの結果が得られなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
細胞生物学的検討を追加で行っているが、十分な結果が得られていない。今後は免疫組織化学染色の結果を学会発表し、欧文雑誌に公表予定としている。
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Causes of Carryover |
追加研究を行ったが、予想する結果が得られなかったことで、時間を要したため、次年度への使用額が生じた。次年度は追加の免疫染色の試薬、欧文雑誌への論文校正料、投稿料に充てる予定である。
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