2023 Fiscal Year Annual Research Report
化学療法抵抗性の頭頸部腫瘍を伴う患者でニボルマブが化学療法を著効する仕組みの解明
Project/Area Number |
21K10150
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Research Institution | Asahi University |
Principal Investigator |
長縄 鋼亮 朝日大学, 歯学部, 講師 (50712452)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村松 泰徳 朝日大学, 歯学部, 教授 (30247556)
高山 英次 朝日大学, 歯学部, 准教授 (70533446)
梅村 直己 朝日大学, 歯学部, 講師 (80609107)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 頭頸部腫瘍 / 化学療法 / 分子標的療法 |
Outline of Annual Research Achievements |
化学療法抵抗性の頭頸部腫瘍(HNC)を伴う患者で、ニボルマブによる分子標的療法後に、化学療法が奏功する症例が散見される。HNC、ニボルマブ、抗癌剤のいずれもが患者の免疫能に干渉する。しかし、免疫不全のヌードマウスに患者のHNCを移植して、腫瘍や治療が免疫系に及ぼす影響を検討することや、免疫系が健常なマウスに患者のHNCを移殖することは困難である。 そこで本研究代表者は、マウス由来のHNC細胞株からシスプラチン抵抗性の細胞群を作成して、免疫能が健常な同種同系統マウスに移植するモデルを樹立した。そして、この化学療法抵抗性のHNC細胞株に特異的な発現分子や、移動能や浸潤能などの形質的特徴、全身免疫能に及ぼす影響を明らかにした(投稿準備中)。 本動物モデルは、患者HNCにおいてニボルマブによる分子標的療法後に化学療法が奏功する仕組みを検討するに有効である。本動物モデルを用いた本研究を引き続き発展させることで、単に患者の免疫能への影響やその仕組み明らかにするのみならず、治療後のQOL改善および様々な疾病の予防や治療に有益な新規の知見を与えると期待される。
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