2021 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
21K10226
|
Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
梅森 幸 東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 助教 (30644207)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新田 浩 東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 教授 (70237767)
木下 淳博 東京医科歯科大学, 統合教育機構, 教授 (10242207)
相田 潤 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (80463777)
礪波 健一 東京医科歯科大学, 歯学部附属病院, 講師 (20334427)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
Keywords | ビッグデータ / 歯科疾患 / 健康格差 / 生存分析 |
Outline of Annual Research Achievements |
近年、電子化され恒常的に蓄積されるビッグデータの研究活用が推奨されているが、実践上では多くの課題があり、特に病院の日常診療のデータの活用は必ずしも容易ではない。本研究では日常臨床データをビッグデータとして研究活用すべく、解析を進める。具体的には、東京医科歯科大学病院(歯系)の匿名化された初診患者データを用い、社会経済的要因、保健行動、全身疾患の各要因の歯科疾患との関連等を検討する。国内でも最大規模の歯科病院のデータを研究利用することで、国をあげて急務の課題とされているデジタルトランスフォーメーション(DX)への貢献を歯科分野から行う研究とし、さらには各病院および診療所から日常臨床データによる研究を発信する体制整備の基礎的知見を得る。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
まずはレジン修復の予後に関連する要因を明らかにするため、コンポジットレジン修復治療を受けた者を対象としてレジン再治療の発生の有無についてデータ抽出を開始した。
|
Strategy for Future Research Activity |
生存分析を行い、喫煙や歯種で生存率が異なるかについて検討する。
|
Causes of Carryover |
国内外の学会がオンライン実施となり、旅費がかからなかった。また、データの結合・匿名化、データクリーニング委託費が予定よりかからなかったため、次年度使用額が生じた。抽出したデータをもとに複数の実験計画ができる見通しなので、そのための使用にあてたい。
|