2021 Fiscal Year Research-status Report
Exploring gender difference in the association between oral and systemic health by the mediation analysis
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21K10229
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
古田 美智子 九州大学, 歯学研究院, 講師 (20509591)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山下 喜久 九州大学, 歯学研究院, 教授 (20192403)
二宮 利治 九州大学, 医学研究院, 教授 (30571765)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 歯の喪失 / 歯周病 / 肥満 / 性差 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、肥満がインスリン抵抗性を媒介して口腔の健康に及ぼす影響に性差があるかを調べることを目的に実施し、口腔と全身の健康の関係の性差を引き起こす「鍵因子」を検討する。令和3年度は新型コロナウイルス感染拡大に伴い、歯科健診は規模を縮小して実施した。また、口腔と全身の健康の関係の性差について解析を進め、誌上で歯の喪失に関わる改善可能なリスク要因の性差について報告した。この報告では1,466人の40~79歳の地域住民を対象に、歯周病、う蝕、リスク要因と10年間の歯の喪失の関連性を調べ、人口寄与割合(population attributable risk, PAR)を評価し、これらの要因の複合リスクを検討した。歯の喪失は複数のリスク要因が重なって起こるため、partial PAR (pPAR)でその複合リスクを評価した。結果として、10年間で4本以上の歯を喪失した者は男性21.1%、女性14.8%であった。歯周炎の者は男性が多く、歯磨き回数が1回以下の者、喫煙者、肥満の者は女性に比べ男性が多かった。男女別に歯の喪失のリスク要因をロジスティック回帰分析で検討した結果、男性では定期受診をしていないこと、歯周病治療経験があること、喫煙が歯の喪失と関連し、女性では歯周病治療経験と肥満が関連していた。関連のあったリスク要因の組み合わせにおけるpPARでは、男性が80.2% (40.8-94.4%)、女性が82.2% (22.7-97.0%)であった。女性において、肥満と歯の喪失の関係が認められ、インスリン抵抗性の媒介効果が女性でみられると予想される。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
血清レチノール結合タンパク質 (retinol binding protein-4, RBP4) はインスリン抵抗性に関与する因子であるが、令和3年度はRBP4を測定する予定であったが測定していない。
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Strategy for Future Research Activity |
次年度は、過去の血漿試料を用いてRBP4を測定し、口腔の健康状態との関連性を解析する予定である。
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Causes of Carryover |
今年度はインスリン抵抗性に関与する因子である血清レチノール結合タンパク質を測定する予定であったが、測定できなかったため次年度使用額が生じた。
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[Journal Article] Baseline periodontal status and modifiable risk factors are associated with tooth loss over a 10-year period: estimate of population attributable risk in a Japanese community.2022
Author(s)
Furuta M, Takeuchi K, Takeshita T, Shibata Y, Suma S, Kageyama S, Asakawa M, Shimazaki Y, Hata J, Ninomiya T, Yamashita Y.
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Journal Title
Journal of Periodontology
Volume: 93
Pages: 526-536
DOI
Peer Reviewed / Open Access