2022 Fiscal Year Research-status Report
プライマリ・ケア医の仕事の意味にはどのような要因が関係するか?
Project/Area Number |
21K10297
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
山本 由布 筑波大学, 医学医療系, 助教 (90735763)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
春田 淳志 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (70758911)
後藤 亮平 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (20780092)
前野 哲博 筑波大学, 医学医療系, 教授 (40299227)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | プライマリ・ケア / 仕事の意味 / 外来診療 / 研究 / インタビュー調査 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、プライマリ・ケア医が感じる「仕事の意味(Meaning of work)」に着目し、①高い仕事の意味を感じているプライマリ・ケア医がどのような仕事に関わっているかを明らかにする量的研究、②プライマリ・ケア医はどのような経験に仕事の意味を感じているかを明らかにする質的研究を行った。 ①に関しては、全国のプライマリ・ケア医を対象に、横断研究を行い、アウトカムである日本語版仕事の意味尺度や、基本属性、関わっている仕事の内容や各仕事への熱意などを聴取した。回答を得た268名の解析から、仕事の意味尺度が高得点群であることが、外来診療への高い熱意と研究への関わりと関連していた。この結果を論文にまとめ、2022年11月に掲載された。(What kinds of work do Japanese primary care physicians who derive greater positive meaning from work engage in? A cross- sectional study. Yu Yamamoto,Junji Haruta, Ryohei Goto, Tetsuhiro Maeno. J Gen Fam Med. 2023;24(2);94-101) ②に関しては、同じくプライマリ・ケア医に対して「医師として意味を感じる仕事」について半構造化インタビューを行い、得られたデータに対してテーマ分析を行った。その結果、1.医学の専門家としての基本的能力の発揮、2.人や課題への包括的なアプローチ、3.継続性から構築される患者との信頼関係、4.多職種と共に取り組む困難事例の経験、5.医療者教育への貢献、6.地域や社会への貢献の6つのテーマが抽出された。結果は2022年度の日本プライマリ・ケア連合学会学術集会で発表し、現在論文を作成中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究は全て終了し、論文作成を行っている状態のため。
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Strategy for Future Research Activity |
今後はこれまでの研究の成果を論文にまとめて発表を行う予定である。論文の採択によっては、研究期間の延長が必要になる可能性がある。
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Causes of Carryover |
論文投稿を行った際に、所属学会の雑誌に投稿したため投稿費が免除されたため、次年度使用額が生じた。
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Research Products
(2 results)