2022 Fiscal Year Research-status Report
腎代替療法選択におけるSDMの質評価法の確立とその決定因子の臨床疫学的検討
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21K10314
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Research Institution | St. Marianna University School of Medicine |
Principal Investigator |
柴垣 有吾 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (70361491)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
脇田 貴文 関西大学, 社会学部, 教授 (60456861)
祖父江 理 香川大学, 医学部附属病院, 病院准教授 (80452671)
栗田 宜明 福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 特任教授 (80736976)
河原崎 宏雄 帝京大学, 医学部, 准教授 (00621393)
戸井田 達典 九州保健福祉大学, 薬学部, 准教授 (80965913)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 協働意思決定 / 腎代替療法 / 療法選択 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は腎代替療法(RRT)の選択と決定という、個々の患者において、その妥当性に不確実性のある治療選択では必須と言われている協働意思決定(SDM)の均てん化と普及に貢献することが主たる目的である。そのため、まずはRRTにおける治療選択を終えたばかりの患者を対象に、治療選択に関するアンケート調査を行うことで、RRT選択におけるSDMの実態や患者が望むSDMの在り方を問うことが重要と考えた。当該年度においては、そのアンケートの研究計画の策定とアンケート作成を行い、次に、日本全国の大学病院、基幹病院から外来専門施設に至る多様な形態の医療機関に当アンケート調査研究の参加を募り、計50施設から参画の意思を得ることが出来た。2022年12月からアンケート調査を開始し、2023年末までの患者リクルートを行っている。目標は400名(最低200名)の患者からのアンケートを得ることである。また、SDMの手法を用いてRRT選択を専門外来で行っている研究代表者の施設で単施設研究を行い、結果を英文誌に公表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
アンケート調査に関しては、2022年12月からの開始から2023年3月末までに90名の回答を得ることが出来ており、目標とする400名は年度内に達成可能な状況となっており、順調に進捗している。業績としても英文誌に一報(Sakurada T, Shibagaki Y, et al. Ther Apher Dial 2022 Online Ahead of Print)を出版することが出来ている。
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Strategy for Future Research Activity |
アンケート調査を2023年中に終了し、その結果を英文誌に2024年中に公表する。 それを基に、医療者、患者および介護者からなるコンセンサス会議を開催し、Delphi法を用いたRRT選択のSDMのドメインの確立を行う。また、SDMの室に与える要因や患者アウトカムへのSDMによるRRT選択の影響を解明する縦断的観察研究を次に検討する。
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Causes of Carryover |
コロナ対応などにより、一時、研究が中断し、使用予定経費が計上されなかったため、次年度使用が生じた。次年度に関しては、事務備品費、学会参加費などに計上の予定である。
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Research Products
(2 results)