2021 Fiscal Year Research-status Report
Clinical and economical evaluation study of telemedicine among discharged patients
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21K10331
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
木下 琢也 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 特任研究員 (00882440)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松本 武浩 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 准教授 (20372237)
田浦 直太 長崎大学, 病院(医学系), 准教授 (40380860)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | オンライン診療 / 電話診療 / リアルワールドデータ / レセプト |
Outline of Annual Research Achievements |
我が国におけるオンライン診療および電話診療の実態および効果を明らかにすることで、オンライン診療または電話診療の有用性を検討することを目的とし、研究を実施中である。当初の計画ではDPCデータ内の外来データを用いる予定であったが、データの網羅性の問題からレセプトデータを用いて分析することに変更した。データ入手までの期間にパイロット研究としてオンライン診療の導入実態を厚生労働省のオンライン診療導入医療機関リストを用いて明らかにし、オンライン診療と電話診療を採用している医療機関における連携医療機関との距離に関する影響を検証した。令和3年度にはパイロット研究として長崎県内における地域医療連携システムあじさいネット加入の有無とオンライン診療導入の影響を研究し、長崎県内においては地域医療連携システムに加入している医療機関の方が有意にオンライン診療アプリを導入していたことが明らかとなり、その成果を遠隔医療学会で発表した。また、長崎県内のオンライン診療および電話診療を採用している医療機関と医療連携機関との距離を比較した研究を実施し、長崎県内においてはオンライン診療を導入している医療機関の方が電話診療に比べて連携医療機関との距離が有意に長いことが明らかとなった。本研究も遠隔医療学会で発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
レセプトデータ入手に半年ほど時間を要したため。
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Strategy for Future Research Activity |
データを入手してまだ3か月であるが、令和四年度の7月には日本におけるオンライン診療および電話診療の実態、そして比較に関する研究成果を医療情報学会および医療マネジメント学会にて3演題発表が決まっている。それら発表を終え次第、英文の論文を国際誌に投稿していきたい。
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Causes of Carryover |
レセプトデータ購入金額と前倒し請求した金額の差額が発生したため。残額は消耗品の購入または学会発表のための旅費に充てる。
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Research Products
(2 results)