2023 Fiscal Year Annual Research Report
Establishing a clinical nutrition education curriculum in community pharmacies
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21K10335
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
熊木 良太 昭和大学, 薬学部, 助教 (70789916)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 薬局薬剤師 / 薬局管理栄養士 / 栄養相談 |
Outline of Annual Research Achievements |
健康サポート研修修了薬剤師 5名、薬局薬剤師 5名、薬局管理栄養士 5名に行ったインタビュー調査では、低栄養と生活習慣病のどちらにおいても、[独居]、[栄養に関する誤認識・知識が乏しい]、[改善を諦めている]患者を介入対象とし、[食事の摂取状況]、[誰が調理をするのか]、[周りのサポート状況]、[経済状況]、[体重・BMI]、[血液検査値]を収集、評価していた。介入内容は、低栄養では[栄養バランス]と[タンパク質摂取]を意識したアドバイス、生活習慣病では[具体的な数値目標]と[レシピ等の具体的な方法の提案]などであり、いずれも[個別対応]であった。課題は、[低栄養に対する指導は管理栄養士が適しているができていない現状]が3者共通の認識であり、また管理栄養士は[薬剤師がスクリーニングを行い、繋げてほしい]と考えていた。薬局での栄養相談における薬剤師の役割としてスクリーニングが大きな役割の一つであることが示唆された。 この結果および先行研究等をもとに薬局薬剤師の栄養支援項目14項目(6段階)を作成した。質問票調査の結果、いずれの項目においても天井およびフロア効果は認められなかった。項目間で強い相関が見られた2項目を除外した後、因子分析した結果、1因子12項目が抽出された。栄養相談の経験(5項目,5段階)および自信(5項目, 6段階)とのSpearmanの順位相関係数(ρ)はそれぞれ0.304, 0.650であり、栄養支援実効性尺度は12項目(Cronbach's α 0.930)となった。
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