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2022 Fiscal Year Research-status Report

会話分析を用いた協働意思決定過程の解明

Research Project

Project/Area Number 21K10369
Research InstitutionGunma University

Principal Investigator

滝沢 牧子  群馬大学, 大学院医学系研究科, 助教 (70613090)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中島 和江  大阪大学, 医学部附属病院, 教授 (00324781)
調 憲  群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (70264025)
野口 怜  群馬大学, 医学部附属病院, 助教 (50828861)
安部 猛  横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 助教 (80621375)
小松 康宏  群馬大学, 大学院医学系研究科, 教授 (60195849)
渡辺 亮  群馬大学, 大学院医学系研究科, 助教 (60738847)
田中 和美  群馬大学, 大学院医学系研究科, 助教 (30526843)
大石 裕子  群馬大学, 医学部附属病院, 助教 (90846924)
Project Period (FY) 2021-04-01 – 2025-03-31
Keywords共同意思決定 / インフォームド・コンセント / 会話分析 / レジリエンス・エンジニアリング / 医療の質・安全
Outline of Annual Research Achievements

質の高い医療の提供には、インフォームド・コンセント(以下IC)において、医師と患者の双方向コミュニケーションにより、協働型意思決定がなされることが
必要である。しかし、信頼関係構築や説明のための時間に制約がある中で、医師と患者間でどのように情報交換がなされ、ゴール設定や治療法の選択等に関する
合意形成に至っているのか、これまで明らかにされていない。そこで本研究では、実際のICにおける医師と患者間の会話を録音したデータを、自然言語処理を用
いて分析し、動的な対話プロセスに見られるパターンや構造を同定し、またそれらと患者の理解度との関係を明らかにすることを目的としている。
今年度は、18例の音声データを文字にして抽出するとともに、会話のタイムスタンプを用いて会話の定量的データ分析を行った。患者の発言の数、音節にはICごとに大きな差がみられた。実際に使用されているICの言葉は同意文書に記載されている専門用語とは一致せず、患者理解に応じて平易な言葉に言い換えて説明していることが明らかになった。また、患者の質問を促す説明の方法についても示唆が得られたが、分析数が少ないため、さらなる症例の分析を行う必要がある。また、データの解釈や今後の進め方について、班会議を開催して議論を行った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

研究代表者の異動等により研究の進捗はやや遅れている

Strategy for Future Research Activity

ICの医師側の人数を代表的3名に集約し、同意文書についても同一の文書を用いて説明したICに絞り込んで分析を行う。そのうえで、3名の医師および、診療科の他の医師に質問紙による半構造化インタビューを行い、分析を行う予定である。

Causes of Carryover

研究の進捗がやや遅れているため、分析に要する費用及び学会参加費用を繰り越して使用する予定。

URL: 

Published: 2023-12-25  

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