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2021 Fiscal Year Research-status Report

The development and effectiveness of the Quality Improvement of diabetes care in the primary care in Japan.

Research Project

Project/Area Number 21K10387
Research InstitutionJapan Association for Development of Community Medicine

Principal Investigator

西村 正大  公益社団法人地域医療振興協会(地域医療研究所), 地域医療研究所, 研究員 (40898475)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中村 正和  公益社団法人地域医療振興協会(地域医療研究所), ヘルスプロモーション研究センター, センター長 (00450924)
望月 崇紘  公益社団法人地域医療振興協会(地域医療研究所), 地域医療研究所, 研究員 (00898843)
藤原 直樹  公益社団法人地域医療振興協会(地域医療研究所), 台東区立台東病院, 副管理者 (70458313)
Project Period (FY) 2021-04-01 – 2024-03-31
Keywords医療の質改善 / 糖尿病診療 / プライマリ・ケア / 電子カルテデータ二次利用
Outline of Annual Research Achievements

令和3年4月から6月にかけて, 地域医療振興協会の診療所研究ネットワーク(JADECOM-PBRN)を通じて研究参加施設の募集を行なった. その結果, 6施設の研究参加施設を得た. 7月に研究代表者が各研究参加施設を訪問し, 研究協力者と対面にて研究計画の説明と同意書を取得した. また, 研究に必要な電子カルテデータ(糖尿病定期通院患者のHbA1c,血圧,LDL-cho,喫煙状態)を収集するための, テンプレート作成, 入力体制の構築, データ抽出体制の基盤を構築した. この電子カルテデータ収集のシステム構築は訪問時のみでは完結し得ない作業であったため, 以後, 2021年9月から2022年3月にかけてWeb面談を通じて体制構築に取り組んだ. システム構築の作業にあたっては, 研究協力者の他に, 各施設の電子カルテ担当者, 質改善担当医療スタッフなどとも複数回の面談を要した. 抽出可能となったデータは, 研究代表者が解析し報告書の形に編集し, 令和3年10月以降, 月次レポート(診療監査)として各施設の研究協力者に定期的に配布した. 令和4年3月の時点で, 血液検査データであるHbA1cとLDL-choデータは概ね安定して抽出, 提供することが可能となった. テンプレートデータの開発が必要であった血圧と喫煙状態の入力と抽出については, 初年度, 安定して抽出可能となったのは6施設中2施設であった. 質改善のための教育的介入としては, 研究代表者が研究協力者に対し, 月1回のWeb面談を実施しコーチングを行なった. 当初計画していたチーム介入は, データ収集システム構築の遅延により今年度は実施困難であった.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

本研究において必要な電子カルテ情報の収集体制の構築に想定外の時間を要した. 第1の理由としては, 研究参加施設6施設のうち, 同一電子カルテメーカーを採用していたのは2施設のみであり, 他の4施設はそれぞれ別の電子カルテメーカーを採用していた. そのため, 本研究では合計5種類のメーカーが異なる電子カルテの理解, データ入力場所の確保, データ抽出フローの作成が必要であった. 第2の理由としては, コロナ禍において研究代表者の勤務場所に変化が生じ, 当初想定していた現地訪問作業が困難であった. 第3の理由として, 研究計画に含めていた研究コーディネーターが令和3年度は確保できず, システム構築作業の全てを研究代表者のみで行なったこと, が挙げられる. 以上の理由から, データ収集システム構築が当初予定していた6ヶ月間では完結しなかった. 質の改善活動のための介入として当初予定していた診療監査は予定通り, コーチングについては部分的に開始できている.

Strategy for Future Research Activity

引き続き, データ収集システムの構築に取り組む. 令和4年度は, 研究代表者の勤務場所, 研究に従事する勤務時間に改善が得られたこと, また, 新たに研究コーディネーターの協力が得られるようになったことから, 作業効率は改善する見込みである. コーチングとしては, 現在は, 各施設に1対1の形式で行っているが, 研究計画書に記載した形式のチームによる学習会を開催する予定である.

Causes of Carryover

計画していた研究コーディネーターの雇用が実施できず, 人件費に余剰が生じた. また, 研究代表者の勤務地と勤務形態に変更があり, 現地訪問活動の回数が減少した. そのため執行額が想定していた予算を下回った. 次年度は,研究代表者の勤務形態の改善, 研究コーディネーターの雇用の見通しが経っているため, 持ち越し分も含めて, 研究活動への使用が可能な見込みである.

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Published: 2022-12-28  

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