2022 Fiscal Year Research-status Report
Elucidation of infantile episodic limb pain mechanism induced by cold exposure
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21K10394
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
奥田 裕子 京都大学, 医学研究科, 特定准教授 (30709663)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
S Youssefian 京都大学, 医学研究科, 教授 (00210576)
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Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 小児四肢疼痛発作症 / 疼痛 / 寒冷暴露 / SCN11A / SCN10A / チャネロパチー |
Outline of Annual Research Achievements |
我々は、特徴的な疾患症状をもつ日本人家系を対象に原因遺伝子の探索を行い、SCN11A遺伝子の変異(p.R222SH/S, F814C, F1146S)を原因として特定し(Okuda et al., 2016)、本症を「小児四肢疼痛発作症」と命名した。本研究では本疾患のモデルマウスを用い、疼痛経路における神経細胞の興奮について、活動電位の主要な構成成分であるNav1.8, 1.9に着目することで寒冷暴露条件におけるNav1.8, 1.9の発火活動への関与を明らかにし、神経原生疼痛メカニズムを解明することを目的とした。 昨年度より引き続き、今年度は実験に使用するマウスの拡大維持とNav1.8null/Nav1.9変異マウスでの後根神経節細胞での寒冷暴露下におけるNav1.8/Nav1.9変異の発現状況の変化を確認するための組織切片を作成した。また、先行して本変異マウスおよび野生型マウスを用い、DRGの電気生理学的解析をはじめた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
昨年度に疼痛行動解析を行い、疼痛を再現できていることを確認したマウスについて、常温飼育と寒冷条件(4℃で16時間以上)で飼育した個体からDRGを採取し、組織切片を作成した。対照群として同飼育条件下の野生型マウスにおいても同様に組織切片を作成した。 今後、Nav1.8,1.9の免疫染色についての条件検討、決定を行い、発現状況についての解析を行う予定である。 一方で、これらマウスを拡大飼育し、電気生理学的検討を始めた。野生型マウスにおいてのNav1.8,1.9の電気生理学的データについても対照群として薬剤投与によって計測中である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後、作成した切片について、Nav1.8,1.9の免疫染色の条件検討、決定を行い、発現状況についての解析を行う予定である。 一方で、作成したマウスを拡大飼育し、電気生理学的検討を進めてゆく予定である。
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Causes of Carryover |
本年度、組織切片作成用として支出予定であった費用について、学内研究支援機関に受託を行ったことから、経費の削減が可能になった。
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Research Products
(2 results)