2023 Fiscal Year Research-status Report
Cohort study on child sensory processing: aiming for more sensory-friendly environment
Project/Area Number |
21K10447
|
Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
安光ラヴェル 香保子 高知大学, 医学部, 特任助教 (60598522)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 秀俊 高知大学, 医学部, 特任教授 (40423222)
菅沼 成文 高知大学, 教育研究部医療学系連携医学部門, 教授 (50313747)
栄徳 勝光 高知大学, 教育研究部医療学系連携医学部門, 講師 (50552733)
小松 静香 高知大学, 医学部, 特任助教 (50886413)
|
Project Period (FY) |
2021-04-01 – 2025-03-31
|
Keywords | 感覚処理 / 小児 / コホート調査 / 質問票調査 / 感覚過敏 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、より早期で効果的な環境整備・発達支援を目指し、高知県の「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」の参加親子6500組を対象に、感覚処理(SP)に関する質問票調査を実施するものである。保護者と児童本人に質問票調査を実施することで、児自身の感覚の問題を浮き彫りにし、同時に、保護者による児の感覚に関する認識とのギャップ・観察の背景となる保護者自身のSPの傾向・児の問題行動の原因等を解明することを目的とする。エコチル調査の追加調査として実施することについては環境省の承認を取得した。また、すでに「感覚プロファイル短縮版」にて調査を実施しているスウェーデン・ヨーテボリ大の研究者と同質問票調査について打ち合わせ(3回)を実施した。感覚過敏についてのスウェーデンの研究協力児の質問票については11歳以上が対象であるため、9歳ー11歳未満の対象児でも調査実施が可能かどうか確認をするため、2023年度に高知大学医学部附属病院にてパイロット調査を行い妥当性と信頼性を検討する計画していたが、コロナ禍、日々の診療現場への負担となることを避けるため実施を見送った。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
高知大学医学部附属病院来院者15名を対象にパイロット調査を実施する計画について検討をしたが、コロナ禍、診察現場への負担が大きいと判断した。
|
Strategy for Future Research Activity |
2024年7月末までに参加者へ郵送する資料(説明文書・質問票)を確定。8月中に高知大学医学部の倫理審査申請を実施する。その後、9-10月に「感覚プロファイル短縮版」を用い質問票を郵送する。データクリーニング・データ解析は2025年2月頃に実施する。
|
Causes of Carryover |
2023年度実施予定であったパイロット調査がコロナ禍の医療現場負担を鑑みて実施できなかった。2024年度は、パイロット調査および本調査実施のため、質問票印刷・郵送などのため予算執行の予定。
|